Stap事件 ― “風知空知(WordPress.com)"氏見解にガッテン!ガッテン!

Stap 事件発生当時に “風知空知(31562jp.wordpress.com)"氏の興味深い記事を発見した。これこそ良識ある人の見解ではないだろうか。是非参考にしたい。 

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稿日: 2014年4月4日      

 「iPS方式」と「STAP方式」 

 どこのTV局だったか失念しましたが、李教授に電話取材をした旨の記事(ニュース)を目にし…

はた迷惑な連中だなw

…と思った次第です…はい。

 日本国内のドタバタに海外の研究者まで巻き込むなんて…

「礼儀」を欠いているんじゃないの?

…と。

 ま、ワタシの個人的な感想なのでアレですが、「他人に迷惑をかけるな」という「親の教育」が身に染み付いてしまっているもので…。

 例えるならマスコミって、アマゾン河に生息する…

ラニ

…のようなもの。そのココロは、水中に落ちた「獲物」に一斉に群がり食いつくのに似ていますw。

 で、「獲物」の側にしてみれば、「食われちゃかなわん!」と逃げだすのは当然でしょ?穿った観方をすれば、李教授も日本のマスコミに騒がれるのを嫌い距離を置いたようにも考えられます。

 だとすれば?李教授は現在も「水面下」で研究を続けていることでしょうし、その研究成果が或る日突然発表されるかも知れません。「グローバル企業」にガチガチに利権を囲われた後でw。

 

STAP再現実験を中止 一部作製に成功と発表の香港研究者「存在しない」

産経 2014.4.4 10:19

 STAP細胞作製の一部に成功したとしていた香港中文大の李嘉豪教授が3日、ウェブサイトで「個人的にはSTAP細胞は存在しないと考える」として「これ以上、実験を続けるのは人手と研究資金の無駄になるだろう」と指摘、再現実験を中止することを明らかにした。

 李教授は、理化学研究所STAP細胞論文の共著者である米ハーバード大のバカンティ教授が公開した独自のSTAP細胞作製法に基づく再現実験を行って全ての経過をサイトで公開、一部成功したとしていた。

 しかし、李教授は、データを検討して慎重に分析した結果、STAP細胞は存在しないとの結論に至ったとして、「このサイトに書き込みをすることはもうやめる。自身が関心のある研究に戻る」と表明した。(共同)

 

 ま、ワタシの妄想に過ぎませんが、整理し直すと「iPS細胞」にしても、「STAP細胞」にしても、その目的というか本質は、「万能細胞(人工多能性幹細胞)」の作成にあるワケですよね?つまり、「iPS細胞」も「STAP細胞」も…

「万能細胞」を作成する手順

…を提示しているものであり、であるならば、「iPS方式」、「STAP方式」と呼んだ方が適切なように思うワケですw。

 

人工多能性幹細胞Wikipedia

分化万能性を持った細胞は理論上、体を構成するすべての組織や臓器に分化誘導することが可能であり、ヒトの患者自身からiPS細胞を樹立する技術が確立されれば、拒絶反応の無い移植用組織や臓器の作製が可能になると期待されている。ヒトES細胞の使用において懸案であった、胚盤胞を滅失することに対する倫理的問題の抜本的解決に繋がることから、再生医療の実現に向けて、世界中の注目が集まっている。

 

 「STAP細胞」という「特別な細胞」が存在する/しない…の話ではなく、「STAP方式」が成立する/しない…の話であるように門外漢のワタシには思えるのですが?

 「万脳細胞」が作成可能であることは、「iPS方式」で既に証明されています。今はその外の作成方法は無いのか?という段階にあり、「STAP方式」がその有力候補?に名乗りを上げたワケですが、それが何でこうも叩かれるのか?不思議といえば、不思議です。画期的な方法だからですか?それにしたって…

「手順」でしょ?

 繰り返しますが、「iPS方式」により「万能細胞」を作成する道は開かれたワケで、そして、「万能細胞」を作成する方法は多ければ多いほど「人類のためになる」ワケですよね?しかも、簡単で「安価」であればそれに越したことはありません。

 そこに「科学の真髄」があるとワタシ的には思うワケですが、「STAP細胞が云々…」という報道は、「事の本質」からズレているように思え、健全な青少年に誤解を与えないためにも、以後、「iPS方式」、「STAP方式」と表現を改めた方がイイんじゃないの?と。

 で、その上で「STAP方式」に欠陥があれば、その欠陥を論じればイイだけの話であり、未だ「STAP方式」は十分に検証されていない段階で、「論文」の内容が取り沙汰されたり、「STAP細胞」という架空?の細胞の存在の話になるのか?

非常に興味深い

…と言えます。

 また、例え当初の「STAP方式」に欠陥があったとしても、その「アイデア」を提示(論文提出)したことは、後に続く研究者に「足場」を提供したことになり、「STAP方式ver.2」が発見されることはまず間違いないワケで…

それでも「アイデア」を取り下げますか?

…という話。

 実例?を挙げれば、「iPS方式」も現在では海外の研究者らにより、その「バリエーション」が広がっていますが、「オリジナル」は山中方式であり、もし発表当時に…

癌化のリスクが高い

…と、マスコミが今回のようなバッシングを繰り返し、挙句、その論文を取り下げていたらどうなっていたか? 

【GoHoo】 「iPSがん化リスク」に「課題は克服」と山中教授

2014年2月16日 

《注意報1》 2014/2/16 11:10 

主要各紙は1月30日付朝刊で、理化学研究所発生・再生科学総合センターのチームが新型の万能細胞「STAP細胞」の作製に成功したことを大きく報じた。その際、京都大学山中伸弥教授が作製した「iPS細胞」と比較した報道が行われ、iPS細胞はがん化の課題・リスクがあり、成功率も低いなどと指摘した。しかし、山中教授は、一連の報道に事実誤認があり、iPS細胞は初めて作製に成功した2006年当時と異なり、がん化や成功率の課題を克服し「全く違う新型の細胞になっているといってよい」と指摘。不安や誤解が広がり、影響は非常に大きいと遺憾を表明している。 

 ま、「STAP方式」の検証にはまだまだ時間が必要とされ、「外野」が大騒ぎしても何の利益にもならない(注:マスコミの利益は除く)ということです。ワタシも「誤解」をしていたひとりなので、エラそうなことを言えた義理ではありませんが…

そんなに騒ぐことなの?

…というのが率直な感想であり、「他にもっと報道することがあるだろうに」…という思いは否めません。台湾のこととか、原発のこととか、「ノバルティス」のこととか、「武田製薬」のこととか、ウクライナの金塊のこととか…。

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稿日: 2014年3月12日     

STAP細胞の論争に関するワタシの見解  

 

 最初にお断りしておきますがワタシは門外漢であり、STAP細胞研究成果の真贋について語れる知識も持ち合わせていません。しかし、いかなる学問であれ…

真実に辿りつく道はひとつ

…であることに変わりはありません。それは…

徹底した検証作業

…によって確実性(再現性)を追求するということに尽きます。

 で、昨今メディアを賑わせるSTAP細胞にまつわる報道を見渡すと、「徹底した検証作業」は二の次で、ヤレ「写真が違う」だの、「似たような論文が既にある」だのと、真偽の本質的な部分から離れたところで騒がれ、挙句の果てには「論文を撤回しろ」とまで言い出す始末。でも…

それってオカシくないですか?

 学者は常に100%の論文を提出しなければならないワケ?間違った論文は提出できないワケ?

 少なくとも審査を通過した論文であれば、発表された時点で何がしかの「価値」が認められているワケで、例えその論文に誤りがあったとしても、その誤りを第三者が指摘することで、科学なり学問は更に一歩前進するワケでしょ?

 どんな学問であろうと他人の失敗から学ぶことは多く、ま、人生もそうかもしれませんが、「失敗」とか「間違い」とかを繰り返しながらそれを「修正」して人間が「成長」するように、学問も「他人の過ち」を糧に前進して来たワケでしょ?

 であれば、小保方女史のSTAP細胞論文が未熟であろうと、間違っていようと、後に続く研究者の「足場」としてその存在価値は十分にあり、それを「撤回」するなど学問の後退に等しく、したがって…

論文を撤回する必要など無い!

…というのがワタシが小保方女史に伝えたいことであり、「間違い」を恥じず、「批判」を恐れず、毅然と…

学問を究めんとする者の誇り

…を持ち続けて欲しいと思う次第です…はい。

   

 さて、ここからワタシ得意の?「妄想劇場」の幕開けですが、STAP細胞には巨大な医療利権が絡むワケですよ。ね?

 一例を挙げると、STAP細胞が実用化された暁には「人工透析」が要らなくなります。自分の細胞から健康な腎臓が作れ、臓器移植を受ける「ドナー」の心配もなくなります。

 患者にとってはイイことずくめなワケですが、医療機器メーカーや製薬メーカーにしてみれば…

トンデモナイ!

…という話で、平たく言うと「商売の邪魔」でしかないワケです、STAP細胞は…。

 コレは世界中の医療機器や製薬の企業に打撃を与える問題であり、特に欧米の医療ビジネス業界にとっては、「アジア人(日本人)」に医療市場を荒らされるのはガマンならない事態かも知れませんw。

 

【Open ブログ】 《 怪奇 STAP細胞事件の謎 ~ 真相はいかに? ~ 》 

 そ・こ・で…過去何度か転載した「ドクター根路銘」のことが思い起こされます。 

WHO多国籍製薬会社を向こうに、ワクチン問題で大立ち回り。孤軍奮闘、日本人を守った沖縄人ウイルス学の権威・根路銘邦昭

…彼のバックグラウンドに注目。沖縄生まれで北大獣医学部出身、1966年国立感染症研究所所属。そして留学経験ゼロ。それでいて、ウイルス学では最高水準をきわめた人物だ。出自からして日本にとっても世界にとってもパワーエリート側の人間ではない。93年にWHOの(アジア太平洋地域)インフルエンザ呼吸器ウイルス協力センター長に着任しており、WHOの内部に詳しい。

 

  1. その年の秋から冬にかけてどんなインフルエンザが流行するかを年初にWHOの専門家が集まり会議で決定。それにもとづき、ワクチンメーカーが製造する、という。
  2. 87年変異B型インフルエンザが流行するから日本側はワクチンを作り、今あるアメリカのものに変えてそれを使うようにと彼が勧告しWHOにファックス。しかしワクチンメーカー側は拒否。結果、ワクチンが効かず多くの人がなくなったという。
  3. それまで、アメリカ、イギリス、オーストラリアにはあったが93年にWHOアジア太平洋地域インフルエンザセンターができるまで、アジアにはなかった。
  4. 彼が、日本はアジア各国の中心となって膨大なデータを集めWHOに提供しているのに、なぜ、このセンターが日本にないのだ、とWHOの担当官に手紙を書いた。返事は、「WHOも国連の安全保障理事国と同じで第二次大戦の戦勝国で構成している。よって日本は入れない。」彼は50年経過しているので日本を入れるべきだと反論したが、返事は同じだったという。そこで彼はWHOを非難しているということになり、彼と日本とに対してWHOが冷淡になったという。
  5. この喧嘩に負けてなるものかと、対抗策として、1年間日本が持っているアジアの情報を彼が提供しなかった。世界のインフルエンザの大半はアジアからだ。先方が困って大騒ぎになった。つまりワクチン製造会社は大慌て、大打撃。それが元で翌年WHOの専門家会議に日本に招聘が来て、93年にWHOのアジアインフルエンザセンターが作られることになった。彼は、センター長に就任した。
  6. 93年フランスで専門家500人が集まるインフルエンザの国際会議があり、ここで米英仏露など12名が最終日に円卓会議。そこではなぜか「新開発されたインフルエンザ用低温純化型生ワクチン」を日本は使うべしというのが議題だったという。しかし日本では生ワクチンは効果の点で問題があり、使わなくなっていた。彼の理解では、日本を実験台にして、うまく行けば各国で使うという思惑だったろうという。日本からも大学教授が30名ほど参加しているのに誰もこれに反対しなかった。そこで彼は「日本は先進国であり君たちの指導を受けてワクチン政策を変える国じゃない。日本の政策をこの学会で論議すること自体がおかしい。学者は科学的な議論をすべきであって政策問題を議論するのは科学者の精神に反する。」と気炎をあげたという。
  7. その学会は一週間にわたりこのワクチンの効果について発表するものだった。彼はまとめ役の米ロの博士に今一度OHPでデータを映して欲しいと頼んだ。で、よく見ると、実は日本でのワクチンの方が効き目があることが判明し、学者たちがネロメが正しいと言い出し、結果として日本がまず外国製薬会社のこのワクチンを使うべしとするという話は流れた、という。つまり彼は日本人がモルモットとされることを防いだのだ。
  8. こんなこともあった。ジュネーブジェノバ=ジェノア)のWHO本部で来年はどのワクチンを使うべきという決定の際、11(アメリカのワクチン)対1(日本のワクチン)で立場が割れた。この1票がネロメのものだった。多数決でアメリカのワクチンに決定。ところが科学的見地からはこの決定はおかしいとして彼が、閉会までの30分のコーヒーブレークの際、2日間の討議で使ってきた110カ国からのデータと日本とアメリカのワクチンのデータを突き合わせてダダーっと電算機ではじき出した(緊迫の時間が過ぎる)。結果はアメリカ提案のワクチンでは日本の半分しか効果がないことが判明。そして討議再開となった。
  9. 彼はこう発言

「今回は多数決でアメリカのワクチンに決定したが、皆さんに一つだけ質問がある。ナンシー、君は学者か政治家か?」答えは「もちろん学者です。」

「そうか、いいことを聞いた。君はどうだアラン?」

この調子で11人全員に聞き、全員が学者だと答えたという。

「じゃ学者として、さっきの結論とは別個にデータをもう一回検討しようじゃないか。まずフランスのデータを見て欲しい。この数字はアメリカの数字とまったく逆でぜんぜん効果がないでしょ。ノルウエーも同じ。日本の提案したウイルスの効果は1200、アメリカは600で効果は半分。君たちは学者としてはどう判断するか。」こう迫ったという。場内騒然となった。チェアマンがゆっくり歩いて彼の後ろへ回リ首を抱え込んで小さな声で言った。「クニアキ、ありがとう。われわれは過ちを犯すところだった。」

チェアマン、どんどんとテーブルを2回たたいていった。

「私の判断で採決を取り消します。ドクターネロメが提案した日本の意見に従います。」

判断がひっくり返ったという。

  1. 日本の学者の多くは、大学を出るとまずアメリカ留学。2 -3年でアメリカのボスから知恵を預かりちょっと輝いて帰国。また輝きがなくなると元のボスの所へ舞い戻るという繰り返し。実際はアメリカ側は日本人の研究者をデータ出しの作業に使っているだけだという。(ちなみに山根は、米国NIH(国立衛生研究所)には常時日本人が200人いるという。)これはわたしの知る限り事実である。日本人は器用であるため、実験要員となりデータを集めさせられている。…

 

 WHOでさえ欧米の製薬企業の影響下に在るとしたら、どこに「本当の医者」がいるのか?国を挙げて摂取を奨励している子宮頚癌ワクチンにしても、その副作用に警鐘を鳴らす医療関係者は多く、合意がなされているとは思えない状況で「半強制的」に摂取を受けさせるという国の方針は、「異常」と言う他はありません。

 ワクチン製造企業と「国」が結託しているようにしか思えないワケで、これはもう「犯罪」ではないのか?と。

 医療分野も巨大な「産業」であり、そこには「利権」が渦巻き、謂わば「医療利権村」の圧力が小保方女史に掛かっているかの様でもあり、昨今のマスコミによる「掌返しのバッシング」には理性的な論調は皆無で…

STAP細胞を無かったことにしたい

…という意思さえ垣間見えるようで、それが逆にワタシに、「STAP細胞の存在」が強く意識させるワケですw。

 またSTAP細胞には「特許」の問題も絡んでおり、確か?小保方女史の研究グループは、特定の企業が特許を独占できない「特許申請」を済ませていたように記憶していますが、その点でも…

商売にならないSTAP細胞

…は医療業界にとっては「邪魔者」でしかなく、そこでSTAP細胞を無かったことにするか、医療企業が「特許」を独占する体制を整えるために、「論文を撤回しろ!」という圧力が小保方女史に掛かっていると邪推したくなるワケですが、ま、ワタシの妄想に過ぎませんw。

 しかし、妄想を度外視して考えても…

「学問の進歩」のためには、間違った論文であろうとその存在価値は認められる

…というワタシの見解に揺るぎは無く、したがって何度も言いますが…

論文を撤回する必要は無い!ガンバレ、小保方晴子

 

…と「エール」を送らせていただきますw。

 

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稿日:

いよいよ人格攻撃か…ゲスいのw。 

 フジ・サンケイグループのネットメディアのひとつ「ZAKZAK」が、小保方女史の人格攻撃をはじめましたw!

小保方さん、ずさんな才女だった 幼少期から上昇志向、一方で周囲からは「不思議ちゃん」 (3/3ページ)
2014.03.15

…研究者として成功する一方で、「思い込みが激しい」「不思議ちゃん」といった評判も出ていた。一部週刊誌には、高校時代の同級生の証言として、意中の相手に一方的に思いを寄せて周囲を困惑させたエピソードが紹介された。

 STAP細胞で脚光を浴びた後も言動をいぶかる声があり、トレードマークとなった白衣代わりのかっぽう着について「医学や研究の現場ではありえない。首もとが大きく開いていることから、衣服の繊維や何らかの菌などが実験対象に紛れる恐れがあるため、研究者は注意をはらって襟付きの白衣を着る。細かいところに注意が向かないタイプなのかなとも思った」と指摘する医療関係者も。

 「ナゼ」が消えない小保方さん騒動。強い上昇志向が、疑惑の論文を生み出してしまったのか。 

 こうなると、もう末期的ですw。自分の意見、理屈が通らないなら、世論を「扇動」して無理を押し通そうという意図が伺え、いくら日本国憲法が「言論の自由」を保障しているといっても、「言葉」は人を傷つけることもあるワケだし、ましてメディアに携わる者としてはそれを深く自覚し…

言論の暴力

…に細心の注意を払うことが求められます。その点でフジ・サンケイグループは…

メディア失格

…と見做さざるを得ませんw。

 繰り返しますが、ワタシが拘っているのは「論文」であって、すでに書いたように「科学的発見は人類全体の財産」であり、また、間違った「論文」であろうとそれを「叩き台」に新たな発見が生まれるという観点から…

論文を撤回する必要は無い!

…と繰り返しているワケで、小保方女史の人間性なんて、極論すればドーでもイイこと。

 表現が適切かどうかアレですが、ある「歌」を好きになって口ずさむようになったある日、その「歌」の歌手なり作曲者が、「人格に問題あり」と社会的バッシングを受けたとします。そしたらもう…

歌を嫌いになりますか?

…というのと同じように思うワケで、芸術と科学は違う分野ですが、「結果」を残すという視点からすると、芸術でいえばそれは「作品」であり、科学でいえば「論文」になるワケで、発表された時点で芸術家なり研究者の手を離れ、「独り歩きを始める」ということ。

 したがって、自分が好きになった歌は「自分の歌」となり、歌手や作曲者がどうあろうと、その歌を「抹殺」する権利は誰にもありません。もちろんマスコミにも。

 「論文」にしても同じことで、その論文が「よい論文」か「わるい論文」か、実際に研究に携わっている者ならイザ知らず、マスコミが聞きかじりでアレコレ言うのはお門違い。そして繰り返しますが、発表された時点で「作品」が芸術家の手を離れるように、「論文」もまた、第三者の評価対象になるワケです。

 「駄作」の芸術作品が後世にまで残ってしまうように、「駄作」の学術論文も後世にまで残って然り。芸術家も科学者もその「覚悟」がなければ勤まらないワケで、そうした「覚悟」が次へと発展するワケですから、それを…

無かったことにしてくれ!

…というのは、「発展」の可能性を狭めるようなもの。

 それに「駄作」と呼ばれる「作品」にしたって、見る人によっては別な角度からの「新しい発見」とか「感動」が生まれることもあります。つまり?「完全な失敗作なんて存在しない」という話になり、したがって芸術家にできる最善とは…

自分の信じる道を進み、如何なる作品であろうとそれを発表し続け、後の評価は他人に任せる

…というコトになります。

 これはさんま…もとい、まんま科学者にも当て嵌り、「論文」は発表されてこそ「命(存在意義)」を吹き込まれるのであって、「命」を吹き込むのは、数え切れないほどの「後に続く研究者」です。それなのに門外漢のマスコミが論文の撤回を要求するなんて…

もっての外だ!

…というのがワタシの見解です。

 研究者の人格が云々…なんて「論文」の内容とは関係ないのに、フジ・サンケイグループのように研究者の人格を攻撃してまで論文撤回を迫る論調は…

下衆の極み!

…としか言い様がありませんし、ひょっとして?「STAP細胞」はそんなに世に出たら困る=世界のパラダイムが激変するほどの発見なのか?と穿ちたくもなるワケですw。

 

知力勝負だw!

 

 

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☆本記事は、Face Book 公開グループ「がんばれ、小保方晴子先生!」に掲載いただきました。興味深いコメントを此処に転記しました。

 

コメント

2014年4月4日の「「iPS方式」と「STAP方式」」は、まだまだ情報が少ない時期に書かれたものとしては、非常に説得力のある議論だと思いました。
iPS細胞やSTAP細胞を、iPS方式、STAP方式と呼ぶべきという提案は、問題の所在を明確にするという点でなるほどと思いました。
「〜細胞」と呼ぶから、「存在する/しない」の議論になってしまう。「〜方式」とすれば「成立する/しない」の議論になり、「「STAP方式」に欠陥があれば、その欠陥を論じればイイだけの話」になって、不毛な議論を避けられるのではないかということですね。
「例え当初の「STAP方式」に欠陥があったとしても、その「アイデア」を提示(論文提出)したことは、後に続く研究者に「足場」を提供したことになり、「STAP方式ver.2」が発見されることはまず間違いないワケで…」という論もまったくその通りというほかない。

2014年3月12日に書かれた「STAP細胞の論争に関するワタシの見解」も面白かったです。
とくに後段の「妄想劇場」ですね。STAP細胞事件の背後に巨大な医療利権が絡むことは、わりと早くから指摘されていましたが、こうした文章を読むとやはり何らかの関与はあったんだろうなと想像したくなりますね。

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STAP細胞には巨大な医療利権が絡むワケですよ。ね?
 一例を挙げると、STAP細胞が実用化された暁には「人工透析」が要らなくなります。自分の細胞から健康な腎臓が作れ、臓器移植を受ける「ドナー」の心配もなくなります。
 患者にとってはイイことずくめなワケですが、医療機器メーカーや製薬メーカーにしてみれば…
トンデモナイ!
…という話で、平たく言うと「商売の邪魔」でしかないワケです、STAP細胞は…。
 コレは世界中の医療機器や製薬の企業に打撃を与える問題であり、特に欧米の医療ビジネス業界にとっては、「アジア人(日本人)」に医療市場を荒らされるのはガマンならない事態かも知れませんw。

・・・

国を挙げて摂取を奨励している子宮頚癌ワクチンにしても、その副作用に警鐘を鳴らす医療関係者は多く、合意がなされているとは思えない状況で「半強制的」に摂取を受けさせるという国の方針は、「異常」と言う他はありません。
 ワクチン製造企業と「国」が結託しているようにしか思えないワケで、これはもう「犯罪」ではないのか?と。
 医療分野も巨大な「産業」であり、そこには「利権」が渦巻き、謂わば「医療利権村」の圧力が小保方女史に掛かっているかの様でもあり、昨今のマスコミによる「掌返しのバッシング」には理性的な論調は皆無で…
STAP細胞を無かったことにしたい
…という意思さえ垣間見えるようで、それが逆にワタシに、「STAP細胞の存在」が強く意識させるワケですw。

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2014年3月16日の「いよいよ人格攻撃か…ゲスいのw。」もまったくその通りで、当時もいまも、いまだに人格攻撃まがいの記事を書くメディアや評論家、コメンテーターは本当に許せませんね。

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自分の意見、理屈が通らないなら、世論を「扇動」して無理を押し通そうという意図が伺え、いくら日本国憲法が「言論の自由」を保障しているといっても、「言葉」は人を傷つけることもあるワケだし、ましてメディアに携わる者としてはそれを深く自覚し…
言論の暴力
…に細心の注意を払うことが求められます。その点でフジ・サンケイグループは…
メディア失格
…と見做さざるを得ませんw。
 繰り返しますが、ワタシが拘っているのは「論文」であって、すでに書いたように「科学的発見は人類全体の財産」であり、また、間違った「論文」であろうとそれを「叩き台」に新たな発見が生まれるという観点から…
論文を撤回する必要は無い!
…と繰り返しているワケで、小保方女史の人間性なんて、極論すればドーでもイイこと。

・・・

研究者の人格が云々…なんて「論文」の内容とは関係ないのに、フジ・サンケイグループのように研究者の人格を攻撃してまで論文撤回を迫る論調は…
下衆の極み!
…としか言い様がありませんし、ひょっとして?「STAP細胞」はそんなに世に出たら困る=世界のパラダイムが激変するほどの発見なのか?と穿ちたくもなるワケですw。

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"STAP細胞の論争に関するワタシの見解 "の序文で「学者は常に100%の論文を提出しなければならないワケ?間違った論文は提出できないワケ?」という疑念は研究の自由と発展を考えるうえで極めて重要なことだと思いました。
最初から100%正しい論文しか許さないとなれば、恐ろしくて論文など書いてはおれませんよ(笑)。論文倫理もある程度は必要でしょうが、それ以上にそのアイディアと研究者の人権そして自由を尊重することが大きな研究成果につながると思います。
野依理事長達幹部がそうした姿勢でなければいけなかったんでしょう。
そして、序文そのままを肝に銘じてもらいたい。     
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「学者は常に100%の論文を提出しなければならないワケ?間違った論文は提出できないワケ?
 少なくとも審査を通過した論文であれば、発表された時点で何がしかの「価値」が認められているワケで、例えその論文に誤りがあったとしても、その誤りを第三者が指摘することで、科学なり学問は更に一歩前進するワケでしょ?
 どんな学問であろうと他人の失敗から学ぶことは多く、ま、人生もそうかもしれませんが、「失敗」とか「間違い」とかを繰り返しながらそれを「修正」して人間が「成長」するように、学問も「他人の過ち」を糧に前進して来たワケでしょ?
 であれば、小保方女史のSTAP細胞論文が未熟であろうと、間違っていようと、後に続く研究者の「足場」としてその存在価値は十分にあり、それを「撤回」するなど学問の後退に等しく、したがって論文を撤回する必要など無い!」