Stap事件 ―  小保方氏の研究パートは有益な事実⑤        ====若山氏のSTAP幹細胞樹立こそ最大の謎だ!====

ここまでの「小保方氏の研究パートは有益な事実」シリーズで明らかなように、小保方氏の研究パートに対する疑念、即ち、STAP細胞など本々ありはしないものでES細胞STAP細胞と偽っていたなどと言う馬鹿げた疑念などはあり得ないのである。

STAP研究がノーベル賞レベルと評されたポイントは、STAP 幹細胞株化とFI幹細胞株化の樹立にあったと言って間違いないだろう。若山氏が、小保方氏の研究志向とは別に、独立して彼自身の卓抜した手技を活かして目指したiPS細胞を凌駕する無限に増殖可能な幹細胞株化の樹立、そして、それによって可能となるだろう安全で、胎児と胎盤にもなる万能細胞の成功こそ世界の科学界が最も注目したドキュメントである。

このStap事件は、論文の記載事項の科学倫理的不具合からスタートしたが、この注目のファクトを提示した若山氏自身が顕著な不安を感じて論文撤回へと誘導していった。彼の華々しいSTAP幹細胞やFI幹細胞等の成果物は遺伝子解析により、ES細胞由来の物でしかなかったという最もお粗末な結果となり、またその通りに理研が最終審判を下したのだった。

そして、そのあおりを食らって、論文筆頭著者の小保方氏が、担当のSTAP細胞ではなく、ES細胞を若山氏に供給していたかのような全く馬鹿げた印象操作を、理研や関連科学コミュニティーをはじめ、それを鵜呑みにするマスメディアや科学ライターや評論家が勝手に作り上げて拡散していったのだ。

しかし、実はSTAP幹細胞樹立の実態こそ、最大の謎だと言えるのではなかろうか。

 

 *下図は筆者独自の知る範囲で、STAP研究自体の問題点となる要素の参考点を図示したものである。(ryobu-0123/2016.10.1)

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