Stap事件 ― 理解できない最大の謎?教えてください!若山先生 ③

若山先生!下記調査結果に何故反論しないのですか?

◎ 若山氏独自で作製したSTAP細胞からSTAP幹細胞を樹立したが、それらも全てES細胞由来である。

STAP幹細胞(FLS-T1、T2)≒ ES細胞(129B6F1ES1)

   ( 桂調査報告書より http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf )

 

小保方晴子氏は自著「あの日」に以下の証言をしている。

「第二次調査委員会の調査報告書に盛り込まれた内容の中にも若山先生の証言として『一度だけ、小保方氏が付き添って指導した時に、若山氏がSTAP細胞作製を行い、さらにSTAP幹細胞作製まで到達したことがあった。』と書かれているが、これは真実ではない。すでに書いたように(*)、若山先生が独立してSTAP細胞を作製し、STAP幹細胞樹立まで成功した実験が行われた時、私はその場にいなかった。」(p.210)

「・・・私が笹井研にいる間に、若山先生が最初から最後まで一人で実験をされ、STAP細胞を作製し、そこからSTAP幹細胞の樹立までを独立して成功したと聞いた。」(p116)

この件は、小保方氏の記録があることからすれば、小保方氏が若山氏に付き添って実施された可能性はなく、若山氏独自に全てが成功したと言える。

一体全体、この若山氏の決して消えない実績をどう解釈すればよいのでしょうか?

 

chayakoban氏のブログ「感染研村山庁舎BSL4施設の稼働中止と移転を求める市民連絡会」の「雑感雑記(10)STAP細胞の謎(2016年6月13日)」に、鋭い指摘が整理されている。http://katakuri.blog.jp/archives/1038796763.html 

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下記❶~❻が成り立てば、ES細胞混入犯は小保方氏ではなく若山氏になる。

 

❶桂調査報告書および若山氏と小保方氏の証言から、若山氏がSTAP細胞作製およびSTAP幹細胞(FLS-T1,T2)の樹立に成功(2013年2月22日)したことは確実である。

ES細胞(129B6F1ES1)は一年前(2012年4月19日)に作成された。

❸桂調査報告書は、STAP幹細胞(FLS-T1,T2)がES細胞(129B6F1ES1)由来であると結論した。129B6F1ES1とFLS-T1,-T2は4種のゲノム特徴が一致しており、証明は強固である。

ES細胞混入は、STAP(幹)細胞作製のためのSTAP細胞培養中に、またはSTAP幹細胞(樹立)培養中に、成功の偶然性を排除して(必然性を予測して)行われた。

❺若山氏は本実験以前にSTAP幹細胞の樹立に成功していた。STAP幹細胞の樹立方法を知らない小保方氏(または他の研究員)が、STAP幹細胞(樹立)培養中にES細胞を混入しても成功の必然性は予測できない。

❻小保方氏(または他の研究員)がES細胞を入手し、STAP細胞培養中に成功の偶然性を排除してES細胞(129B6F1ES1)を混入することは以下の理由で否定できる。

  • 本実験に使用されるマウスの系統(129B6)が分かっても(*)、GFPタイプ(CAG、Acr/CAG)を事前に把握するのは困難であり、129B6F1ES1細胞(CAG)を必然的に選択できない。
  • ES細胞の混入による(増殖能の低い)STAP細胞の増殖率や細胞塊の形成などの変異に若山氏が気付く可能性がある。

   (*)若山氏は記者会見で「小保方さんはマウスについては全然詳しくなかった」と述べている。また、桂調査報告書は「小保方氏はSTAP細胞を作製する際に若山氏から渡されたマウスの遺伝的背景を把握していなかった」ことを指摘している。

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桂調査報告が正しければ、chayakoban氏の6つの条件は成立すると思われる。