Stap事件 ―  ES細胞またはES+TS細胞だったらSTAP現象を再現できますか?

あのnature論文の取るに足らぬ記載ミスに大騒ぎし、挙句はSTAP細胞捏造疑惑の見苦しい騒動にしたのは、無責任な科学者、科学ライター、ジャーナリストや全くの門外漢達である。
「確かな証拠」が無いのに、「捏造疑惑」を拡散したのである。
 
これに驚いた理研は完全にSTAP研究から撤退してしまった。
「不正」だの「ねつ造」だの大衆迎合の後ろ向きな結論だけを求めて、事後処理だけをしたかの印象が強い。
日本の代表的な科学研究法人として、その解決方法に落ち度があって、あまりにも科学的根拠に依拠しない結論をだしたのではないかと思う。

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理研のSTAP研究撤退の根拠は2つである。
1つは2014年12月19日STAP現象の検証結果報告である。
キメラマウスやSTAP 幹細胞を担当した若山氏不参加で、小保方氏は手枷足枷状態の監視付状態での論文トレース実験の結果である。
それでもGFP発現のSTAP様細胞塊は再現したにもかかわらず、死滅細胞の減少と決めつけ、若山氏担当だったキメラマウスの再現等STAP現象が確認できなかった。丹羽氏も同様な検証結果に加えて幹細胞株化の再現がなかったとしている。
 
しかし、小保方氏のH.PのSTAP HOPE PAGEには検証実験の中で得たOct4陽性の緑に輝く確かなSTAP細胞の存在が示された。
研究者として活動できない現在の小保方氏が研究を継続してくれる人のために作った苦肉の策のホームページは、小保方氏に信念が無ければ作成など決してしなかっただろう。
 
2つ目は2014年12月26日の桂調査委員会の「小保方論文に関する不正調査結果」発表において、「STAP細胞ES細胞の混入である」と結論した。
その根拠としたのは残存するSTAP幹細胞の遺伝子の解析結果を基にした粗っぽい考察だけだった。
STAP幹細胞やF1細胞が残されたES細胞とがその遺伝子が酷似との根拠を基にした結論である。
 
しかし、この結論はSTAP幹細胞には培養の時系列的な履歴のあることを無視した強引な結果である。
参照されたES細胞は129/GFPES(樹立日不明)なのだが、これが混入してSTAP幹細胞FLS3になったと桂調査委員会は述べた。
ところが、SNPsによる近縁率の比較すると、129/B6ESはFLS3よりも後に樹立したと判断できる。
したがって、桂調査委員会の結論は説得力を失っている。
和モガ氏がこうした遺伝子解析結果の矛盾から主張している「ES 細胞混入偽装説」は今や有力な仮説と思われる。http://wamoga.blog.fc2.com/
 
一般には、以上2件の理研の報告が、STAP細胞はメディアで拡散され、STAP細胞ES細胞で捏造されたものだと思わされている人達が多い。
敢えて、STAP細胞と言わないが、「小保方氏の作った細胞」がSTAP現象として観測されていることだけは確かである。
そのもっとも重要な現象はF1細胞によってもたらされたあの成果物「光る胎盤」はどうなっているんだ。
この思いは、理研が解明すべき最も重要な遺伝子解析のはずだった。
完全に素通りされている。
こんなバカなことがどうして放置されてしまったのだろうか?
このことはいつまでも問い続けなければならないこの事件のポイントであるはずだ。
 

以上はさておいたとして、野次馬精神を吹っ切らせてもらいたい肝心なことがある。 

この事件の最もすっきりしないのは「小保方氏の作った細胞」がES細胞またはES+TS細胞だったら、実際にnature論文と同じ条件で「光る胎盤」を実証実験したらどうだ。

本来、実証を伴わないのは、解析による結果からのみでは科学的に立証されたとは言えないのは常識だ。

理論物理が実験物理に支えられていると同じである。

あの論文通りに「小保方氏の作った細胞」を既存の多能性細胞で置換して実験するのは小保方氏がいなくてもできるはずだ。

こんな簡単な実験はないと思うのだが???

それで、論文通りのSTAP現象が再現するならば、理研の出した結論は信じても良い。

Stap事件 ― STAP方式の応用 ? = 精子卵子のもと高効率作製(京大)

 京都大学のH.Pに研究成果が記載されている。「ヒトiPS細胞からのヒト始原生殖細胞の誘導 」

  “ヒトiPS細胞からのヒト始原生殖細胞の誘導 — 京都大学”

2015.7.17に新聞各紙に米科学誌セルステムセル電子版に16日付で発表の記事が載った。高田敞氏がその鋭い視点でこの記事を論じていた。見る人が見るとそうなんだ!なるほどな!と感心させられる。参考にしたい。

 

 *高田敞氏H.P「へいこく雑記帳」より “STAP細胞のパクリでは”

これってSTAP細胞そっくり! 

(以下{ }内は読売新聞からの引用)

2015年7月17日読売新聞の記事に{始原生殖細胞をips細胞から効率よく作成}と題しての記事があった。{人のips細胞(人工多能性幹細胞)から、精子卵子のもとになる「始原生殖細胞」を効率よく作成する方法を開発したと京都大の斎藤通紀教授と山中伸弥教授らのチームが17日、米科学誌「セル・ステムセル」に発表する。}

{チームはまず、人のips細胞に2種類の化合物を加えて培養し、血液や筋肉のもとになる細胞を作った。その後、さらに、この細胞に別の4種類の化合物をかけたところ、最大で約6割が始原細胞に変化したという。}

問題1 作り方について

 この手法は、STAP細胞を作ったときの小保方氏の手法に何と酷似していることだろう。

1 両者の比較 

小保方氏のSTAP細胞の作り方 

 リンパ球→酸性溶液(化学薬品)をかけて培養→STAP細胞(多能細胞)

斎藤教授と山中教授らのチームの始原生殖細胞の作り方 

 ips細胞→化合物(化学薬品)をかけて培養→血液や筋肉のもとになる細胞→化合物(化学薬品)をかけて培養始原生殖細胞(多能細胞)

(注 STAP細胞から、マウスも作ることができると小保方氏は言っていた。始原生殖細胞はマウスの始まりであるから、STAP細胞からできると考えられていたものである) 

2 赤字部分(小保方氏が、STAP細胞を作るための方法として発表した技術)の操作を行わない場合

 リンパ球→培養→リンパ球

 ips細胞→培養→ips細胞→培養→ips細胞 

考察 

もとの細胞が、リンパ球であろうが、ips細胞であろうが、化学薬品をかけなければ、多脳細胞にはならないということである。

決め手は、化学薬品をかけるということにつきる。

すなわち、斎藤通紀教授と山中伸弥教授らのチームが作った、始原生殖細胞も、小保方氏の言う、STAP細胞の製法、科学的刺激や、物理的刺激で、細胞を多脳細胞に変化させることができるという理論そのものを使ったということがいえる。

3 後半部分の検討 

斎藤通紀教授と山中伸弥教授らのチームの方法

血液や筋肉のもとになる細胞→化合物(化学薬品)をかけて培養始原生殖細胞(多能細胞)

小保方氏の方法

リンパ球→酸性溶液(化学薬品)をかけて培養→STAP細胞(多能細胞)

 

考察 

まるっきり同じである。血液細胞を科学薬品に浸して、多能細胞にしている。

斎藤氏は、もとはIPS細胞だから、というかも知れないが、いったん血液細胞になったら、多能化は失われて、普通の血液細胞になっているはずだ。また、上で見たように、化学薬品の処理がなければいくら培養しても血液細胞は血液細胞のはずだ。ただ培養すれば多能細胞になるなら、化学薬品を加える必要はない。

これはSTAP細胞と完全に同じ製法であるといえる。

 

4 理研の結論と比べる

 理研は、最終的に、STAP細胞は存在しない。小保方氏の論文は捏造であると結論し、論文取り下げ、特許の取り下げをしている。すなわち、細胞を化学薬品や物理的刺激で処理しても、多能細胞はできないという結論であった。

では、なぜ、斎藤通紀教授と山中伸弥教授らのチームが同じ製法でやると多能細胞ができたのだろうか。大きな矛盾である。 

5 STAP細胞はないのか?

理研は、STAP細胞はない、と結論した。しかし、それを言ったのは、細胞の再生を専門に研究している人たちではない。第三者委員会の科学者といっても、それとは無縁の科学者で、いわゆるその分野の素人だ。だから、専門的なことではなく、論文の書き方のことしかいっていない。後は匿名の科学者の疑問だけだ。それも何一つ実際に証明していない。ただの疑問だけだ。

ところが、直接STAP細胞にかかわった専門の科学者は、最後まで、STAP細胞はあると言っている。小保方氏の再現実験が失敗に終わったにもかかわらず、その筆頭責任者でさえSTAP細胞は科学的には否定できないと述べている。

STAP細胞を無きものにしようとした人たちと、その悪口を、これはスクープだ、売れると記事にしたど素人の記者と、マスコミが言っているのだから真実だと思い込んだ世論が、STAP細胞はないと言っているだけなのだ。 

6 その他の問題

 STAP細胞の、理論も、作り方も特許申請のために世に出た。そして、秘密であったと小保方氏が言う、細かなレシピは、再現実験の不正を防ぐという名目で、完ぺきに動画で撮られた。STAP細胞のすべてが白日の下にさらされている。

 今、論文も、特許申請も取り下げさせられた。STAP細胞の権利や利権は白紙になり、だれのものでもなくなった。早い者勝ちである。

 いま、誰が、小保方氏のSTAP細胞を作るための秘密のレシピを映した動画を持っているのだろう。今まで誰がそれを見たのだろう。 

結論

小保方氏はSTAP細胞の可能性について、人々を助ける夢の薬になると晴れやかに語っていた(その笑顔がかえって世の女性の反感を買った)。

彼女はいわなったけれど、ノーベル賞も夢ではなかったのである。そして、STAP細胞は、莫大な富が噴き出してくる巨大な泉でもあったのである。

それを欲しがっている人がいるのではないだろうか

Stap事件 ― これからどんな風が吹くのだろう? = 小保方さんの詩と読書感想文=

(ウェブ上で発見した小保方晴子氏の中学生時代の作文を、小保方氏に無断で掲載することをお許し願いたい )

  掲載作品

    ① 詩「風」

 ② 読書感想文「ちいさな王様が教えてくれた 大人になるということ」

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小保方さんの文章力は「あの日」で発揮されていた。

また、他人との対話力も婦人公論2016年6/14号、瀬戸内寂聴さんとの対話で示されている。ちゃんと寂聴さんのことを勉強して対話に臨んでいるし、話をはぐらかさずに相手の話にキチンと調和して対話が成立している。

その素養は中学時代の作文にすでに表れていた。

しかし、文章力以上に、物心ついてから成長し大人になって行く過程で、人間社会の試練を既に感じていて、そこから逃げたい自分と真剣に戦い続けてきたのだと思う。

それが自然と彼女の文章を鍛えているのではないかと思う。

それが彼女の人生の宿命のような気がしてならない。

既に彼女の中学生時代の詩「風」に凝縮されているような気がするのだ。

小保方さんに、これからどんな風が吹くのだろう?

 

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 風

           小保方晴子

 

風はいつも吹いていた

 

ときには追い風で

ときには向かい風で

 

ときには暖かく

時には冷たく

 

私は風に挑戦し

私は風に支援され

 

風は私の中を吹き抜けて

私は風の中を駆けぬけた

 

私は逃げた

風は逃げるなといった

 

私は振り返った

風は戦えといった

 

風は私に勇気をくれて

私は前を向いて生きようと決めた

 

今、風がやむ

 

(小保方晴子氏の中学校卒業文集より)

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【参考資料】

「第43回青少年読書感想文千葉県コンクール」(毎日新聞社・全国学図書館協議会主催)「教育長賞」受賞作品

   ■受賞作の全文 

          

読書感想文「ちいさな王様が教えてくれた 大人になるということ」

     −−松戸市立第六中2年・小保方晴子 

私は大人になりたくない。日々感じていることがあるからだ。それは、自分がだんだん小さくなっているということ。もちろん体ではない。夢や心の世界がである。現実を知れば知るほど小さくなっていくのだ。私は、そんな現実から逃げたくて、受け入れられなくて、仕方がなかった。夢を捨ててまで大人になる意味ってなんだろう。そんな問いが頭の中をかすめていた。でも、私は答えを見つけた。小さな王様が教えてくれた。私はこの本をずっとずっと探していたような気がする。

 

「僕」と私は、似ているなと思った。二人とも、押しつぶされそうな現実から、逃げることも、受け入れることもできずにいた。大人になるという事は、夢を捨て、現実を見つめる事だと思っていた。でも、王様は、こう言った。「おまえは、朝が来ると眠りに落ちて、自分がサラリーマンで一日中、仕事、仕事に追われている夢をみている。そして、夜ベッドに入るとおまえはようやく目を覚まし一晩中、自分の本当の姿に戻れるのだ。よっぽどいいじゃないか、そのほうが」と。私はこの時、夢があるから現実が見られるのだという事を教えられたような気がした。

 

  小さな王様は、人間の本当の姿なのだと思う。本当はみんな王様だったのだと思う。ただ、みんな大人という仮面をかぶり、社会に適応し、現実と戦っていくうちに、忘れてしまったのだと思う。

 

 いつか、小さな王様と「僕」がした、永遠の命の空想ごっこ。私は、永遠の命を持つことは、死よりも恐ろしい事だと思う。生きていることのすばらしさを忘れてしまうと思うからだ。それに、本当の永遠の命とは、自分の血が子供へ、またその子供へと受けつがれていくことだと思う。

 

  王様は、人は死んだら星になり、王様は星から生まれると言っていた。私は、王様は死んでいった人々の夢であり願いであるような気がした。人間は死んだら星になり、王様になり、死んでから永遠がはじまるみたいだった。こっちの永遠は、生き続ける永遠の命より、ずっとステキな事だと思う。

 

  「僕」は王様といっしょにいる時が、夢なのか現実なのかわからない。と言っていたけれど、きっと「僕」は、自分の中の現実の世界に小さな王様を取り入れることによって、つらい現実にゆさぶりをかけ、そこからの離脱を見い出しているのだと思う。

 

  「僕」は王様にあこがれているように見えた。つまり、自分の子供時代に、ということになるだろう。私も、自由奔放で夢を見続けられる王様をうらやましく思う。でも、私はそう思うことが少しくやしかった。なぜなら自分の子供時代を、今の自分よりよいと思うということは、今の自分を否定することになるのではないかと思ったからだ。まだ私は、大人ではない。なのに、今から、自分を否定していては、この先どうなっていってしまうのだろうと思って恐かった。でも、また一方では、「前向きな生き方」や「プラス思考」などというものは、存在しないようにも思えた。

 

  夢には、二面性があると思う。持ち続ける事も大切だが、捨てる事もそれと同じ位大切な事なのだと思う。どちらがいいのかは、わからない。また、私がこの先どちらの道に進むのかも。ただ、言えることは、みんなが夢ばかり追いかけていては、この世は成り立たなくなってしまうということだけなのだと思う。

 

  私は王様の世界より、人間の世界の方がスバラシイこともあると思った。なぜなら、人間には努力で積み重ねていくものがあるからだ。子供のころから培ってきたものは、なに物にも勝る財産だと思うからだ。王様の世界では生まれた時が大人だからそれができない。

 

絵持ちの家に行ってから消えてしまった王様は、もう「僕」の前には現れないと思う。なぜなら、もう「僕」には王様の存在の必要がなくなったからだ。私と「僕」は答えを見つけた。「夢を捨ててまで大人になる意味」の答えを。それは、「大人になる為に、子供時代や夢がある」ということだ。最後の赤いグミベアーは、さようならのメッセージなのだと思う。

 

  これからは「僕」も私も前を向いて生きていけると思う。王様は、まだ答えの見つからない、王様がいなくて淋しがっている人の所へ行ったのだろう。

 

  私は本の表紙に名前を書いた。王様が教えてくれた事を大人になっても忘れないように。

 

  王様の存在が夢か現実かはわからないが、この本を読む前の私にとっては夢であった。しかし、少なくとも、今の私の心の中で生きている王様は現実だということは紛れもない事実である。

 

  世の中に、ちいさな王様と友達になる人が増えたら明るい未来がやってくる。そう思ってやまないのは私だけではないのであろう。

 

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☆本記事は、Face Book 公開グループ「がんばれ、小保方晴子先生!」に掲載いただきました。此処に転記しました。

 

 

好い風が吹いてくれますように
「Stap事件 ― これからどんな風が吹くのだろう? = 小保方さんの詩と読書感想文= 」

 
ryobu-0123のブログ
ryobu.hatenablog.com
 
「風」についてはここでも紹介があったのですが、読書感想文は知りませんでした。対象の本は何だろうと検索してみたら、なんとこの読書感想文自体が「あの日」の会見直後に話題になっていたんですね。ぜんぜん知りませんでした。
当時の雰囲気がわかる記事をいくつか紹介します。

①「小保方さんフィーバーやむ気配なし 中学時代の読書感想文本「ちいさなちいさな王様」Amazon1位に」(J-CASTニュース、2014年1月31日)
http://www.j-cast.com/2014/01/31195615.html?p=all
★1月31日の記事。会見直後に、小保方さん中学時代の読書感想文対象書籍がAmazon1位とは。どれほど関心が高かったんでしょうね。

②「小保方晴子さんの影響で「ちいさなちいさな王様」がバカ売れ中!中学2年生のときに読書感想文で最優秀賞を受賞した本」(netgeek、2014年3月18日)
http://netgeek.biz/archives/6828
★3月18日の記事。いろいろあったけれどまだまだ関心は高かったようです。

③「【読書感想・紹介】ちいさなちいさな王様」(kazunoha.net、2014年4月11日)
http://kazunoha.net/【読書感想・紹介】%E3%80%80ちいさなちいさな王様/
★当時の(今もか)報道を鵜呑みにした人の典型的な記事。これを読むと中学時代の小保方さんの読書感想文がどれだけレベルの高いものだったかがよくわかります。記事の人は、本の内容を紹介し、それに感想を付けているだけ。小保方さんは、読書の体験を通して自分が感じたことを掘り下げて、自分自身の問題としてとらえて、乗り越えの道を探っています。年令的な限界は感じるものの、中学生でこのレベルとはたいしたものです。「ちいさなちいさな王様」も図書館にあったので読んでみようと思います。

「ちいさなちいさな王様」アクセル・ハッケ(著)、ミヒャエル・ゾーヴァ(イラスト)、講談社、1996年10月
https://www.amazon.co.jp/・・・/ref=olp_product_details・・・
★版元は講談社だったんですね。講談社は小保方さんでだいぶいい思いをしたようですね。
 
渋谷一郎さんの写真

 

 

Stap事件 ― “風知空知(WordPress.com)"氏見解にガッテン!ガッテン!

Stap 事件発生当時に “風知空知(31562jp.wordpress.com)"氏の興味深い記事を発見した。これこそ良識ある人の見解ではないだろうか。是非参考にしたい。 

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稿日: 2014年4月4日      

 「iPS方式」と「STAP方式」 

 どこのTV局だったか失念しましたが、李教授に電話取材をした旨の記事(ニュース)を目にし…

はた迷惑な連中だなw

…と思った次第です…はい。

 日本国内のドタバタに海外の研究者まで巻き込むなんて…

「礼儀」を欠いているんじゃないの?

…と。

 ま、ワタシの個人的な感想なのでアレですが、「他人に迷惑をかけるな」という「親の教育」が身に染み付いてしまっているもので…。

 例えるならマスコミって、アマゾン河に生息する…

ラニ

…のようなもの。そのココロは、水中に落ちた「獲物」に一斉に群がり食いつくのに似ていますw。

 で、「獲物」の側にしてみれば、「食われちゃかなわん!」と逃げだすのは当然でしょ?穿った観方をすれば、李教授も日本のマスコミに騒がれるのを嫌い距離を置いたようにも考えられます。

 だとすれば?李教授は現在も「水面下」で研究を続けていることでしょうし、その研究成果が或る日突然発表されるかも知れません。「グローバル企業」にガチガチに利権を囲われた後でw。

 

STAP再現実験を中止 一部作製に成功と発表の香港研究者「存在しない」

産経 2014.4.4 10:19

 STAP細胞作製の一部に成功したとしていた香港中文大の李嘉豪教授が3日、ウェブサイトで「個人的にはSTAP細胞は存在しないと考える」として「これ以上、実験を続けるのは人手と研究資金の無駄になるだろう」と指摘、再現実験を中止することを明らかにした。

 李教授は、理化学研究所STAP細胞論文の共著者である米ハーバード大のバカンティ教授が公開した独自のSTAP細胞作製法に基づく再現実験を行って全ての経過をサイトで公開、一部成功したとしていた。

 しかし、李教授は、データを検討して慎重に分析した結果、STAP細胞は存在しないとの結論に至ったとして、「このサイトに書き込みをすることはもうやめる。自身が関心のある研究に戻る」と表明した。(共同)

 

 ま、ワタシの妄想に過ぎませんが、整理し直すと「iPS細胞」にしても、「STAP細胞」にしても、その目的というか本質は、「万能細胞(人工多能性幹細胞)」の作成にあるワケですよね?つまり、「iPS細胞」も「STAP細胞」も…

「万能細胞」を作成する手順

…を提示しているものであり、であるならば、「iPS方式」、「STAP方式」と呼んだ方が適切なように思うワケですw。

 

人工多能性幹細胞Wikipedia

分化万能性を持った細胞は理論上、体を構成するすべての組織や臓器に分化誘導することが可能であり、ヒトの患者自身からiPS細胞を樹立する技術が確立されれば、拒絶反応の無い移植用組織や臓器の作製が可能になると期待されている。ヒトES細胞の使用において懸案であった、胚盤胞を滅失することに対する倫理的問題の抜本的解決に繋がることから、再生医療の実現に向けて、世界中の注目が集まっている。

 

 「STAP細胞」という「特別な細胞」が存在する/しない…の話ではなく、「STAP方式」が成立する/しない…の話であるように門外漢のワタシには思えるのですが?

 「万脳細胞」が作成可能であることは、「iPS方式」で既に証明されています。今はその外の作成方法は無いのか?という段階にあり、「STAP方式」がその有力候補?に名乗りを上げたワケですが、それが何でこうも叩かれるのか?不思議といえば、不思議です。画期的な方法だからですか?それにしたって…

「手順」でしょ?

 繰り返しますが、「iPS方式」により「万能細胞」を作成する道は開かれたワケで、そして、「万能細胞」を作成する方法は多ければ多いほど「人類のためになる」ワケですよね?しかも、簡単で「安価」であればそれに越したことはありません。

 そこに「科学の真髄」があるとワタシ的には思うワケですが、「STAP細胞が云々…」という報道は、「事の本質」からズレているように思え、健全な青少年に誤解を与えないためにも、以後、「iPS方式」、「STAP方式」と表現を改めた方がイイんじゃないの?と。

 で、その上で「STAP方式」に欠陥があれば、その欠陥を論じればイイだけの話であり、未だ「STAP方式」は十分に検証されていない段階で、「論文」の内容が取り沙汰されたり、「STAP細胞」という架空?の細胞の存在の話になるのか?

非常に興味深い

…と言えます。

 また、例え当初の「STAP方式」に欠陥があったとしても、その「アイデア」を提示(論文提出)したことは、後に続く研究者に「足場」を提供したことになり、「STAP方式ver.2」が発見されることはまず間違いないワケで…

それでも「アイデア」を取り下げますか?

…という話。

 実例?を挙げれば、「iPS方式」も現在では海外の研究者らにより、その「バリエーション」が広がっていますが、「オリジナル」は山中方式であり、もし発表当時に…

癌化のリスクが高い

…と、マスコミが今回のようなバッシングを繰り返し、挙句、その論文を取り下げていたらどうなっていたか? 

【GoHoo】 「iPSがん化リスク」に「課題は克服」と山中教授

2014年2月16日 

《注意報1》 2014/2/16 11:10 

主要各紙は1月30日付朝刊で、理化学研究所発生・再生科学総合センターのチームが新型の万能細胞「STAP細胞」の作製に成功したことを大きく報じた。その際、京都大学山中伸弥教授が作製した「iPS細胞」と比較した報道が行われ、iPS細胞はがん化の課題・リスクがあり、成功率も低いなどと指摘した。しかし、山中教授は、一連の報道に事実誤認があり、iPS細胞は初めて作製に成功した2006年当時と異なり、がん化や成功率の課題を克服し「全く違う新型の細胞になっているといってよい」と指摘。不安や誤解が広がり、影響は非常に大きいと遺憾を表明している。 

 ま、「STAP方式」の検証にはまだまだ時間が必要とされ、「外野」が大騒ぎしても何の利益にもならない(注:マスコミの利益は除く)ということです。ワタシも「誤解」をしていたひとりなので、エラそうなことを言えた義理ではありませんが…

そんなに騒ぐことなの?

…というのが率直な感想であり、「他にもっと報道することがあるだろうに」…という思いは否めません。台湾のこととか、原発のこととか、「ノバルティス」のこととか、「武田製薬」のこととか、ウクライナの金塊のこととか…。

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稿日: 2014年3月12日     

STAP細胞の論争に関するワタシの見解  

 

 最初にお断りしておきますがワタシは門外漢であり、STAP細胞研究成果の真贋について語れる知識も持ち合わせていません。しかし、いかなる学問であれ…

真実に辿りつく道はひとつ

…であることに変わりはありません。それは…

徹底した検証作業

…によって確実性(再現性)を追求するということに尽きます。

 で、昨今メディアを賑わせるSTAP細胞にまつわる報道を見渡すと、「徹底した検証作業」は二の次で、ヤレ「写真が違う」だの、「似たような論文が既にある」だのと、真偽の本質的な部分から離れたところで騒がれ、挙句の果てには「論文を撤回しろ」とまで言い出す始末。でも…

それってオカシくないですか?

 学者は常に100%の論文を提出しなければならないワケ?間違った論文は提出できないワケ?

 少なくとも審査を通過した論文であれば、発表された時点で何がしかの「価値」が認められているワケで、例えその論文に誤りがあったとしても、その誤りを第三者が指摘することで、科学なり学問は更に一歩前進するワケでしょ?

 どんな学問であろうと他人の失敗から学ぶことは多く、ま、人生もそうかもしれませんが、「失敗」とか「間違い」とかを繰り返しながらそれを「修正」して人間が「成長」するように、学問も「他人の過ち」を糧に前進して来たワケでしょ?

 であれば、小保方女史のSTAP細胞論文が未熟であろうと、間違っていようと、後に続く研究者の「足場」としてその存在価値は十分にあり、それを「撤回」するなど学問の後退に等しく、したがって…

論文を撤回する必要など無い!

…というのがワタシが小保方女史に伝えたいことであり、「間違い」を恥じず、「批判」を恐れず、毅然と…

学問を究めんとする者の誇り

…を持ち続けて欲しいと思う次第です…はい。

   

 さて、ここからワタシ得意の?「妄想劇場」の幕開けですが、STAP細胞には巨大な医療利権が絡むワケですよ。ね?

 一例を挙げると、STAP細胞が実用化された暁には「人工透析」が要らなくなります。自分の細胞から健康な腎臓が作れ、臓器移植を受ける「ドナー」の心配もなくなります。

 患者にとってはイイことずくめなワケですが、医療機器メーカーや製薬メーカーにしてみれば…

トンデモナイ!

…という話で、平たく言うと「商売の邪魔」でしかないワケです、STAP細胞は…。

 コレは世界中の医療機器や製薬の企業に打撃を与える問題であり、特に欧米の医療ビジネス業界にとっては、「アジア人(日本人)」に医療市場を荒らされるのはガマンならない事態かも知れませんw。

 

【Open ブログ】 《 怪奇 STAP細胞事件の謎 ~ 真相はいかに? ~ 》 

 そ・こ・で…過去何度か転載した「ドクター根路銘」のことが思い起こされます。 

WHO多国籍製薬会社を向こうに、ワクチン問題で大立ち回り。孤軍奮闘、日本人を守った沖縄人ウイルス学の権威・根路銘邦昭

…彼のバックグラウンドに注目。沖縄生まれで北大獣医学部出身、1966年国立感染症研究所所属。そして留学経験ゼロ。それでいて、ウイルス学では最高水準をきわめた人物だ。出自からして日本にとっても世界にとってもパワーエリート側の人間ではない。93年にWHOの(アジア太平洋地域)インフルエンザ呼吸器ウイルス協力センター長に着任しており、WHOの内部に詳しい。

 

  1. その年の秋から冬にかけてどんなインフルエンザが流行するかを年初にWHOの専門家が集まり会議で決定。それにもとづき、ワクチンメーカーが製造する、という。
  2. 87年変異B型インフルエンザが流行するから日本側はワクチンを作り、今あるアメリカのものに変えてそれを使うようにと彼が勧告しWHOにファックス。しかしワクチンメーカー側は拒否。結果、ワクチンが効かず多くの人がなくなったという。
  3. それまで、アメリカ、イギリス、オーストラリアにはあったが93年にWHOアジア太平洋地域インフルエンザセンターができるまで、アジアにはなかった。
  4. 彼が、日本はアジア各国の中心となって膨大なデータを集めWHOに提供しているのに、なぜ、このセンターが日本にないのだ、とWHOの担当官に手紙を書いた。返事は、「WHOも国連の安全保障理事国と同じで第二次大戦の戦勝国で構成している。よって日本は入れない。」彼は50年経過しているので日本を入れるべきだと反論したが、返事は同じだったという。そこで彼はWHOを非難しているということになり、彼と日本とに対してWHOが冷淡になったという。
  5. この喧嘩に負けてなるものかと、対抗策として、1年間日本が持っているアジアの情報を彼が提供しなかった。世界のインフルエンザの大半はアジアからだ。先方が困って大騒ぎになった。つまりワクチン製造会社は大慌て、大打撃。それが元で翌年WHOの専門家会議に日本に招聘が来て、93年にWHOのアジアインフルエンザセンターが作られることになった。彼は、センター長に就任した。
  6. 93年フランスで専門家500人が集まるインフルエンザの国際会議があり、ここで米英仏露など12名が最終日に円卓会議。そこではなぜか「新開発されたインフルエンザ用低温純化型生ワクチン」を日本は使うべしというのが議題だったという。しかし日本では生ワクチンは効果の点で問題があり、使わなくなっていた。彼の理解では、日本を実験台にして、うまく行けば各国で使うという思惑だったろうという。日本からも大学教授が30名ほど参加しているのに誰もこれに反対しなかった。そこで彼は「日本は先進国であり君たちの指導を受けてワクチン政策を変える国じゃない。日本の政策をこの学会で論議すること自体がおかしい。学者は科学的な議論をすべきであって政策問題を議論するのは科学者の精神に反する。」と気炎をあげたという。
  7. その学会は一週間にわたりこのワクチンの効果について発表するものだった。彼はまとめ役の米ロの博士に今一度OHPでデータを映して欲しいと頼んだ。で、よく見ると、実は日本でのワクチンの方が効き目があることが判明し、学者たちがネロメが正しいと言い出し、結果として日本がまず外国製薬会社のこのワクチンを使うべしとするという話は流れた、という。つまり彼は日本人がモルモットとされることを防いだのだ。
  8. こんなこともあった。ジュネーブジェノバ=ジェノア)のWHO本部で来年はどのワクチンを使うべきという決定の際、11(アメリカのワクチン)対1(日本のワクチン)で立場が割れた。この1票がネロメのものだった。多数決でアメリカのワクチンに決定。ところが科学的見地からはこの決定はおかしいとして彼が、閉会までの30分のコーヒーブレークの際、2日間の討議で使ってきた110カ国からのデータと日本とアメリカのワクチンのデータを突き合わせてダダーっと電算機ではじき出した(緊迫の時間が過ぎる)。結果はアメリカ提案のワクチンでは日本の半分しか効果がないことが判明。そして討議再開となった。
  9. 彼はこう発言

「今回は多数決でアメリカのワクチンに決定したが、皆さんに一つだけ質問がある。ナンシー、君は学者か政治家か?」答えは「もちろん学者です。」

「そうか、いいことを聞いた。君はどうだアラン?」

この調子で11人全員に聞き、全員が学者だと答えたという。

「じゃ学者として、さっきの結論とは別個にデータをもう一回検討しようじゃないか。まずフランスのデータを見て欲しい。この数字はアメリカの数字とまったく逆でぜんぜん効果がないでしょ。ノルウエーも同じ。日本の提案したウイルスの効果は1200、アメリカは600で効果は半分。君たちは学者としてはどう判断するか。」こう迫ったという。場内騒然となった。チェアマンがゆっくり歩いて彼の後ろへ回リ首を抱え込んで小さな声で言った。「クニアキ、ありがとう。われわれは過ちを犯すところだった。」

チェアマン、どんどんとテーブルを2回たたいていった。

「私の判断で採決を取り消します。ドクターネロメが提案した日本の意見に従います。」

判断がひっくり返ったという。

  1. 日本の学者の多くは、大学を出るとまずアメリカ留学。2 -3年でアメリカのボスから知恵を預かりちょっと輝いて帰国。また輝きがなくなると元のボスの所へ舞い戻るという繰り返し。実際はアメリカ側は日本人の研究者をデータ出しの作業に使っているだけだという。(ちなみに山根は、米国NIH(国立衛生研究所)には常時日本人が200人いるという。)これはわたしの知る限り事実である。日本人は器用であるため、実験要員となりデータを集めさせられている。…

 

 WHOでさえ欧米の製薬企業の影響下に在るとしたら、どこに「本当の医者」がいるのか?国を挙げて摂取を奨励している子宮頚癌ワクチンにしても、その副作用に警鐘を鳴らす医療関係者は多く、合意がなされているとは思えない状況で「半強制的」に摂取を受けさせるという国の方針は、「異常」と言う他はありません。

 ワクチン製造企業と「国」が結託しているようにしか思えないワケで、これはもう「犯罪」ではないのか?と。

 医療分野も巨大な「産業」であり、そこには「利権」が渦巻き、謂わば「医療利権村」の圧力が小保方女史に掛かっているかの様でもあり、昨今のマスコミによる「掌返しのバッシング」には理性的な論調は皆無で…

STAP細胞を無かったことにしたい

…という意思さえ垣間見えるようで、それが逆にワタシに、「STAP細胞の存在」が強く意識させるワケですw。

 またSTAP細胞には「特許」の問題も絡んでおり、確か?小保方女史の研究グループは、特定の企業が特許を独占できない「特許申請」を済ませていたように記憶していますが、その点でも…

商売にならないSTAP細胞

…は医療業界にとっては「邪魔者」でしかなく、そこでSTAP細胞を無かったことにするか、医療企業が「特許」を独占する体制を整えるために、「論文を撤回しろ!」という圧力が小保方女史に掛かっていると邪推したくなるワケですが、ま、ワタシの妄想に過ぎませんw。

 しかし、妄想を度外視して考えても…

「学問の進歩」のためには、間違った論文であろうとその存在価値は認められる

…というワタシの見解に揺るぎは無く、したがって何度も言いますが…

論文を撤回する必要は無い!ガンバレ、小保方晴子

 

…と「エール」を送らせていただきますw。

 

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稿日:

いよいよ人格攻撃か…ゲスいのw。 

 フジ・サンケイグループのネットメディアのひとつ「ZAKZAK」が、小保方女史の人格攻撃をはじめましたw!

小保方さん、ずさんな才女だった 幼少期から上昇志向、一方で周囲からは「不思議ちゃん」 (3/3ページ)
2014.03.15

…研究者として成功する一方で、「思い込みが激しい」「不思議ちゃん」といった評判も出ていた。一部週刊誌には、高校時代の同級生の証言として、意中の相手に一方的に思いを寄せて周囲を困惑させたエピソードが紹介された。

 STAP細胞で脚光を浴びた後も言動をいぶかる声があり、トレードマークとなった白衣代わりのかっぽう着について「医学や研究の現場ではありえない。首もとが大きく開いていることから、衣服の繊維や何らかの菌などが実験対象に紛れる恐れがあるため、研究者は注意をはらって襟付きの白衣を着る。細かいところに注意が向かないタイプなのかなとも思った」と指摘する医療関係者も。

 「ナゼ」が消えない小保方さん騒動。強い上昇志向が、疑惑の論文を生み出してしまったのか。 

 こうなると、もう末期的ですw。自分の意見、理屈が通らないなら、世論を「扇動」して無理を押し通そうという意図が伺え、いくら日本国憲法が「言論の自由」を保障しているといっても、「言葉」は人を傷つけることもあるワケだし、ましてメディアに携わる者としてはそれを深く自覚し…

言論の暴力

…に細心の注意を払うことが求められます。その点でフジ・サンケイグループは…

メディア失格

…と見做さざるを得ませんw。

 繰り返しますが、ワタシが拘っているのは「論文」であって、すでに書いたように「科学的発見は人類全体の財産」であり、また、間違った「論文」であろうとそれを「叩き台」に新たな発見が生まれるという観点から…

論文を撤回する必要は無い!

…と繰り返しているワケで、小保方女史の人間性なんて、極論すればドーでもイイこと。

 表現が適切かどうかアレですが、ある「歌」を好きになって口ずさむようになったある日、その「歌」の歌手なり作曲者が、「人格に問題あり」と社会的バッシングを受けたとします。そしたらもう…

歌を嫌いになりますか?

…というのと同じように思うワケで、芸術と科学は違う分野ですが、「結果」を残すという視点からすると、芸術でいえばそれは「作品」であり、科学でいえば「論文」になるワケで、発表された時点で芸術家なり研究者の手を離れ、「独り歩きを始める」ということ。

 したがって、自分が好きになった歌は「自分の歌」となり、歌手や作曲者がどうあろうと、その歌を「抹殺」する権利は誰にもありません。もちろんマスコミにも。

 「論文」にしても同じことで、その論文が「よい論文」か「わるい論文」か、実際に研究に携わっている者ならイザ知らず、マスコミが聞きかじりでアレコレ言うのはお門違い。そして繰り返しますが、発表された時点で「作品」が芸術家の手を離れるように、「論文」もまた、第三者の評価対象になるワケです。

 「駄作」の芸術作品が後世にまで残ってしまうように、「駄作」の学術論文も後世にまで残って然り。芸術家も科学者もその「覚悟」がなければ勤まらないワケで、そうした「覚悟」が次へと発展するワケですから、それを…

無かったことにしてくれ!

…というのは、「発展」の可能性を狭めるようなもの。

 それに「駄作」と呼ばれる「作品」にしたって、見る人によっては別な角度からの「新しい発見」とか「感動」が生まれることもあります。つまり?「完全な失敗作なんて存在しない」という話になり、したがって芸術家にできる最善とは…

自分の信じる道を進み、如何なる作品であろうとそれを発表し続け、後の評価は他人に任せる

…というコトになります。

 これはさんま…もとい、まんま科学者にも当て嵌り、「論文」は発表されてこそ「命(存在意義)」を吹き込まれるのであって、「命」を吹き込むのは、数え切れないほどの「後に続く研究者」です。それなのに門外漢のマスコミが論文の撤回を要求するなんて…

もっての外だ!

…というのがワタシの見解です。

 研究者の人格が云々…なんて「論文」の内容とは関係ないのに、フジ・サンケイグループのように研究者の人格を攻撃してまで論文撤回を迫る論調は…

下衆の極み!

…としか言い様がありませんし、ひょっとして?「STAP細胞」はそんなに世に出たら困る=世界のパラダイムが激変するほどの発見なのか?と穿ちたくもなるワケですw。

 

知力勝負だw!

 

 

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☆本記事は、Face Book 公開グループ「がんばれ、小保方晴子先生!」に掲載いただきました。興味深いコメントを此処に転記しました。

 

コメント

2014年4月4日の「「iPS方式」と「STAP方式」」は、まだまだ情報が少ない時期に書かれたものとしては、非常に説得力のある議論だと思いました。
iPS細胞やSTAP細胞を、iPS方式、STAP方式と呼ぶべきという提案は、問題の所在を明確にするという点でなるほどと思いました。
「〜細胞」と呼ぶから、「存在する/しない」の議論になってしまう。「〜方式」とすれば「成立する/しない」の議論になり、「「STAP方式」に欠陥があれば、その欠陥を論じればイイだけの話」になって、不毛な議論を避けられるのではないかということですね。
「例え当初の「STAP方式」に欠陥があったとしても、その「アイデア」を提示(論文提出)したことは、後に続く研究者に「足場」を提供したことになり、「STAP方式ver.2」が発見されることはまず間違いないワケで…」という論もまったくその通りというほかない。

2014年3月12日に書かれた「STAP細胞の論争に関するワタシの見解」も面白かったです。
とくに後段の「妄想劇場」ですね。STAP細胞事件の背後に巨大な医療利権が絡むことは、わりと早くから指摘されていましたが、こうした文章を読むとやはり何らかの関与はあったんだろうなと想像したくなりますね。

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STAP細胞には巨大な医療利権が絡むワケですよ。ね?
 一例を挙げると、STAP細胞が実用化された暁には「人工透析」が要らなくなります。自分の細胞から健康な腎臓が作れ、臓器移植を受ける「ドナー」の心配もなくなります。
 患者にとってはイイことずくめなワケですが、医療機器メーカーや製薬メーカーにしてみれば…
トンデモナイ!
…という話で、平たく言うと「商売の邪魔」でしかないワケです、STAP細胞は…。
 コレは世界中の医療機器や製薬の企業に打撃を与える問題であり、特に欧米の医療ビジネス業界にとっては、「アジア人(日本人)」に医療市場を荒らされるのはガマンならない事態かも知れませんw。

・・・

国を挙げて摂取を奨励している子宮頚癌ワクチンにしても、その副作用に警鐘を鳴らす医療関係者は多く、合意がなされているとは思えない状況で「半強制的」に摂取を受けさせるという国の方針は、「異常」と言う他はありません。
 ワクチン製造企業と「国」が結託しているようにしか思えないワケで、これはもう「犯罪」ではないのか?と。
 医療分野も巨大な「産業」であり、そこには「利権」が渦巻き、謂わば「医療利権村」の圧力が小保方女史に掛かっているかの様でもあり、昨今のマスコミによる「掌返しのバッシング」には理性的な論調は皆無で…
STAP細胞を無かったことにしたい
…という意思さえ垣間見えるようで、それが逆にワタシに、「STAP細胞の存在」が強く意識させるワケですw。

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2014年3月16日の「いよいよ人格攻撃か…ゲスいのw。」もまったくその通りで、当時もいまも、いまだに人格攻撃まがいの記事を書くメディアや評論家、コメンテーターは本当に許せませんね。

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自分の意見、理屈が通らないなら、世論を「扇動」して無理を押し通そうという意図が伺え、いくら日本国憲法が「言論の自由」を保障しているといっても、「言葉」は人を傷つけることもあるワケだし、ましてメディアに携わる者としてはそれを深く自覚し…
言論の暴力
…に細心の注意を払うことが求められます。その点でフジ・サンケイグループは…
メディア失格
…と見做さざるを得ませんw。
 繰り返しますが、ワタシが拘っているのは「論文」であって、すでに書いたように「科学的発見は人類全体の財産」であり、また、間違った「論文」であろうとそれを「叩き台」に新たな発見が生まれるという観点から…
論文を撤回する必要は無い!
…と繰り返しているワケで、小保方女史の人間性なんて、極論すればドーでもイイこと。

・・・

研究者の人格が云々…なんて「論文」の内容とは関係ないのに、フジ・サンケイグループのように研究者の人格を攻撃してまで論文撤回を迫る論調は…
下衆の極み!
…としか言い様がありませんし、ひょっとして?「STAP細胞」はそんなに世に出たら困る=世界のパラダイムが激変するほどの発見なのか?と穿ちたくもなるワケですw。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
"STAP細胞の論争に関するワタシの見解 "の序文で「学者は常に100%の論文を提出しなければならないワケ?間違った論文は提出できないワケ?」という疑念は研究の自由と発展を考えるうえで極めて重要なことだと思いました。
最初から100%正しい論文しか許さないとなれば、恐ろしくて論文など書いてはおれませんよ(笑)。論文倫理もある程度は必要でしょうが、それ以上にそのアイディアと研究者の人権そして自由を尊重することが大きな研究成果につながると思います。
野依理事長達幹部がそうした姿勢でなければいけなかったんでしょう。
そして、序文そのままを肝に銘じてもらいたい。     
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「学者は常に100%の論文を提出しなければならないワケ?間違った論文は提出できないワケ?
 少なくとも審査を通過した論文であれば、発表された時点で何がしかの「価値」が認められているワケで、例えその論文に誤りがあったとしても、その誤りを第三者が指摘することで、科学なり学問は更に一歩前進するワケでしょ?
 どんな学問であろうと他人の失敗から学ぶことは多く、ま、人生もそうかもしれませんが、「失敗」とか「間違い」とかを繰り返しながらそれを「修正」して人間が「成長」するように、学問も「他人の過ち」を糧に前進して来たワケでしょ?
 であれば、小保方女史のSTAP細胞論文が未熟であろうと、間違っていようと、後に続く研究者の「足場」としてその存在価値は十分にあり、それを「撤回」するなど学問の後退に等しく、したがって論文を撤回する必要など無い!」

 

 

Stap事件 ― STAP細胞にも復権の兆し (会社四季報ONLINE)

 https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/124500/2

iPS細胞治療事業化ならば注目はあの銘柄だ

STAP細胞にも復権の兆し

 
2016年06月25日
山中伸弥教授が指揮する京都大学iPS細胞研究所は同細胞の医療現場での実用化へ向けて研究開発に傾注(撮影:風間仁一郎)

 「STAP細胞」の一連の大騒ぎはいったい何だったのだろう。渦中の小保方晴子氏は一時、マスコミから寵児のようにもてはやされたがその後、世間から過剰な攻撃を受けて天国から地獄へ突き落とされた。

 しかし、同氏には復権の兆しが出てきた。手記である「あの日」はベストセラーになった。作家の瀬戸内寂聴さんとの女性誌での対談も読んだ人もいるだろう。同誌は研究内容についてあまり触れていない。むしろ、小保方氏の作家転向をにおわせるものだ。

 対談では騒動の異様さを赤裸々に語っている。STAP細胞をめぐる疑惑では大学や研究機関、さらには官僚機構の保身も浮き彫りになっている。一部には、「STAP細胞の存在」という本質をないがしろにしたとの指摘もある。ポピュリズム大衆迎合主義)は政治ばかりではない。アカデミアにも大衆迎合がまん延しつつあるのだ。

 米国のハーバード大学附属ブリガムアンドウィメンズホスピタルが、「STAP細胞の作成方法」に関する特許出願を世界各国で実施したことが明らかとなった。4月下旬には日本の特許庁長官宛てにも出願審査請求を提出。これが受理されてSTAP細胞技術が復権すれば、日本は1633年のガリレオ・ガリレイに対する宗教裁判を21世紀の生物学分野でやってしまうことになる。

 一方、iPS細胞は医療での事業化の動きが加速している。京都大学山中伸弥教授の世界初のiPS細胞作製から10年が経過し、世界中で治療へ向けた開発が進む。

再生医療領域での研究開発も加速

STAP細胞」で注目された小保方晴子氏の手記が話題に(撮影:ヒラオカスタジオ)

 同細胞を利用した再生医療具体化の動きも出てきた。再生医療は表皮や軟骨などの分野ですでに実用化されている。これまでの再生医療は「自家培養」が主流。自家培養は患者自身の細胞や組織を培養して再び、患者に移植するものだ。自分の細胞や組織であるため免疫抗体反応の副作用リスクがない。免疫抑制剤の投与も不必要だ。ただ、治療開始までには時間がかかる。コスト負担が大きいのも難点だ。

 このため、他人の細胞を利用した「他家培養」が再生医療の本格的な普及には不可欠、との見方が一般的だ。iPS細胞分野でも医療への本格普及を目指して、他家培養の研究開発が加速化する。

 もっとも、現時点では課題もいくつかある。研究開始には他人のiPS細胞の確保が欠かせない。研究者や企業が単独で他人のiPS細胞を調達するのは至難の業といえる。

 山中教授が指揮する京都大学のiPS細胞研究所は、研究開発費の調達で他の研究機関を凌駕するだけでなく、iPS細胞のストックでも圧倒的だ。同大学は豊富な備蓄iPS細胞を武器に、理化学研究所大阪大学、神戸市立医療センターなどとも連携して開発を進めると発表。これによってiPS細胞研究は大きく広がり、医療現場での利用が一気に現実味を帯びる。

 米国や英国でも官民が治療用のiPS細胞を凍結保存して供給する態勢を構築。グローバルな開発競争は今後、一段と激化するだろう。これに対して、STAP細胞はiPS細胞よりも簡易な手法での開発が可能。STAP細胞が復権すれば開発競争はさらにエスカレートしそうだ。

 iPS、STAP両細胞の研究には有力ベンチャー企業が多数かかわっている。一時は抗体医薬品や核酸医薬品などに主役の座を奪われつつあったが再び、増勢を強める公算が大きい。

 2013年にiPS研究のインフラを提供するリプロセル (4978)が上場。15年6月にはiPS技術をテコに眼科分野などで創薬を目指すヘリオス (4593)も株式を公開している。タカラバイオ (4974)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング (7774)セルシード (7776)といった再生医療関連企業への期待も高まる。

 同分野の非臨床試験などを手掛ける新日本科学 (2395)イナリサーチ (2176)なども技術進展に伴い新たな需要創出が期待されよう。武田薬品工業 (4502)アステラス製薬 (4503)大日本住友製薬 (4506)など同分野の研究開発で先行する製薬会社にも再評価の余地がありそうだ。

 

 

 

Stap事件 ― 「晒し首」にし『地獄の底』まで!= 現代日本の世相

情緒豊かな京都三条河原町

しかし、嘗ては大罪人の晒し首の場所として有名であった。平将門、石田光成、千利休近藤勇などが晒し首にされた場所である。

晒し首の意味はというと、「罪を犯して打ち首になった人の首を、民衆の前に晒して罪状を説明し、二度とまねをする人が出ないようにと人々に知らしめることだった」のである。

こんなことは現代では有り得ない。法治国家である我が国において、重罪であっても裁判を経て刑務所にて罪を償い、例え死刑になっても晒し首は有り得ない。

但し、生産工場では品質管理手法として不良とその原因や対策を周知徹底するという意味の用語の「晒し首」は残ってはいる。

http://consul-navi.tmng.co.jp/tie/detail3/detail04.html 

しかし、考えてみると、「民衆の前に姿を晒して、二度とまねをする人が出ないようにと人々に知らしめる」ことはマスメディアによってなされ、晒し者にされた対象人物をとことん甚振る(いたぶる)行為は堂々と日常茶飯事になされているのに気づく。 

そうした原因の根幹は高度に発達した情報化社会と表現の自由を保障する日本国憲法第21条に関わる。

特に新聞・雑誌及びテレビは民衆に普及した情報源として、情報化社会の屋台骨ともいえる。

此処に面白いデータがある。

国単位の価値観を中長期的に定点観測の形で調査報告している【World Values Survey(世界価値観調査)】から、「主要国における新聞・雑誌やテレビ(要はマスコミ)に対する信頼度」を示すグラフがある。

http://www.garbagenews.net/archives/1102258.html

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我が国の雑誌や新聞の信頼度もテレビに対する信頼度が高い、つまりマスコミの情報を我が国の民衆は信頼していることが明白である。

したがって、当然のごとくマスコミ情報はほぼそのまま民衆の常識となる。

テレビはニュース報道を一斉に報じるばかりでなく、様々な放送局のワイドショー番組で評論家やコメンテーターの話を交えながら、話題を拡散する。

例えその情報が根も葉もないものだとしても、日本人の多くは無批判で結論だけを信用する可能性が高い。

その情報を基にインターネットを通じた双方向コミュニティを活用して、広く、深くかつまた執拗に、SNS、ブログ、意見欄などの手段によって様々な人達が言論を自由に発信できてしまう。

このような情報網によって、丁度レンズで太陽光を一点に集光するように、一方的な批判やバッシングが個人に集中するのは驚異というほかないのである。

そして、民衆監視のもとに個人の全てを曝け出させようとする、独特の欲望を醸成することになっていく。

例えば、最近話題の雑誌の売り上げ最優先のため、中学生の「人を不幸にして楽しいのか?」は二の次の週刊文春のスクープ報道と言えば、大抵の人は2~3人は思い浮かべるだろう。

標的となった人のほとんどは世間に知られないようにこっそりとルール違反をしていた芸能人やプロスポーツマンやら政治家たちである。

スクープ報道後、彼らは身の置き場もなく、晒されて、突かれまくり、執拗に根掘り葉掘り再三再四、新聞、雑誌そしてテレビで報道され、ネットで話題となり、容赦なく甚振られていた。

彼等は法によって裁かれる以前に、法治国家の国民が国民総出で執拗に集団リンチされ晒し首にされたのである。。

正に小保方氏は一瞬にして有名人とされ、粗探しされ、この飛んでもない情報化社会の罠に嵌められたと言えよう。

一旦はノーベル賞級ともてはやされるほどの細胞初期化の新概念のSTAP細胞の発見に対して、いとも簡単に捏造疑惑のレッテルを貼って、マスコミを動員して、世相をつくりだし、小保方氏という1個人を晒し首にした。

そのために、小保方氏は博士号剥奪、失職そして療養生活の状態に追いやられたが、今でも過酷な晒し首状態は継続している。

この2年半の間、彼女がどれほど苦痛の日々を送ってきたことだろうか?

彼女のために、一体誰が何の被害を受けたというのか?

法治国家のわが国が小保方氏を一体どんな罪で、どれほどの量刑を課すというのだろうか?

報道の自由言論の自由憲法に保障されるからといって、1個人に法治国家が罪状を問い、裁断する以前にマスメディアと民衆とによって「晒し首」にし『地獄の底』まで送り込む「現代の世相」は甚だ釈然としない。

一方で、個人情報保護法は高度情報化社会における個人のプライバシーの危機回避のためにできたものだが、ひとたびマスメディアのターゲットとなると全く個人情報どころか個人の生命すらも保証されかねないほどの取材や監視や尾行等の行為は勿論の事、あらぬ噂の拡散や、誹謗中傷がまかり通っている。

個人情報保護理念とは相反して、「言論の暴力」によって「一個人の健康や生活の破壊」が行わる常態を迎合する風潮は何とも許し難くも歯痒くて遣る瀬無さを感じずにはいられない。

高度情報化の現代の日本国は法治国家として、マスメディアの個人情報の暴露の仕方に踏み込み、法の裁きを下す以前に情報化社会において起こる「晒し首」的集団リンチの事態にメスを入れてもらいたいものである。!!

Stap事件 ― 若山教授はSTAP細胞の存在を知っていながら、何故?

渋谷一郎著「STAP細胞はなぜ潰されたのか・小保方晴子『あの日』の真実(ビジネス社)」の第3章“STAP細胞は存在すると言える4つの理由”で「STAP細胞は存在したことは明らかだ」と説明している。即ち、

  1. 理研検証結果(2014年12月)に「STAP様細胞塊の確認ができた」事実
  2. STAP細胞の特許出願が理研は放棄したものの米ハーバード付属Brigham and Women's Hospitalで維持され放棄されていないこと
  3. iMuSCs論文(2015年11月)で負傷したマウスの骨格筋から新しい幹細胞集団の発見
  4. STAP細胞は若山研で日常的につくられていたとの小保方氏が証言。(小保方晴子著「あの日」より)

の4点の証拠を挙げてSTAP細胞の存在理由を説明している。

確かに、①では小保方氏担当のOct3/4陽性スフェア細胞塊の存在は証明できたとしてよいだろう。

しかしながら、②、③及び④は間接的な状況証拠であるからSTAP細胞の存在証拠としては弱い。

恐らく、渋谷氏は「Oct3/4陽性スフェア細胞塊」を「STAP細胞」と敢えて解釈して解説したと思う。 

だが、ここでは渋谷氏がSTAP細胞の存在の証拠を究明する過程で、小保方氏が自己の担当した仕事をしっかりと果たしていた証拠を示したことこそが重要だと私は解釈している。 

 

ところで、この「STAP細胞」の名称は笹井芳樹博士が命名したと、小保方氏が「あの日」の中でが述べている。

刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得(Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency)細胞の略称である。

そして、小保方氏の認識する、その具体的な内容が「あの日」にのべられている。

「・・・、後にSTAP細胞と名付けられる細胞の存在の証明が、キメラマウス作製の成功もしくは増殖する細胞であるSTAP幹細胞への変化であるなら、『STAP細胞の作製の成功・存在の証明』は常に若山先生がいなければなしえないものになっていった。」

と述べている。

これはとりもなおさず、STAP細胞の定義」を示した重要な認識事項である。

“「Oct3/4陽性スフェア」によって作られた「キメラマウス」と「無限増殖する幹細胞」が存在するることが確認された時に、その「Oct3/4陽性スフェア」を「STAP細胞」と称し、それによって作られた「無限増殖する幹細胞」のことを「STAP幹細胞」と称する。そして、この一連の現象をSTAP現象と称する。”

と理解してよいだろう。そして、“この定義の必要条件「キメラマウス」と「無限増殖する幹細胞」の作製は、若山先生しかなしえない”ことになったままであったのである。

敢えてSTAP細胞の定義を実務上の表現で定義するならば、

「小保方氏の作るOct3/4陽性スフェアから、若山氏がキメラマウスと幹細胞を作製できた証拠が存在するのであれば、小保方氏作製の当該細胞はSTAP細胞であり、若山氏作製の幹細胞はSTAP幹細胞である。」

としなければならない。となれば、

渋谷氏が示したように小保方氏の担当の仕事は正しく、Oct3/4陽性スフェアの実在が立証されたのだから、若山氏担当の仕事こそがSTAP現象のすべての手がかりを持っていることが明白てある。したがって、

若山氏以外にこのSTAP細胞問題を正しく説明することはできない。

 

理研は、「残されたSTAP幹細胞試料は全てES細胞の混入だった」と結論した。

何故そのような結論になったのか? その原因の所在は、すべて若山氏側にあることになる。

 

そこで、和モガ氏が、時系列的なデータ整理と考察から導いた「ES細胞混入偽装説」が最も確からしい仮説として注目されるのである。

(但し、私はこの仮説で違和感を感じるポイントは、STAP幹細胞が存在した事を知っていながら、この大発明を踏み潰した人間が存在することになる点だが、今はそれも認めておきたい。)

 

渋谷氏は、Face Bookのグループ「がんばれ、小保方晴子先生!」に和モガ氏の解説をより分かりやすく、説明している。明らかに若山研の問題が明確に示されている。

 

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以下、渋谷氏のFaceBook記事をそのまま掲載しておく。

https://www.facebook.com/groups/1393691510903463/?fref=ts

和モガさんの興味深いツイート①〜③を紹介します。

和モガさんの説は、最後の③に集約されています。STAP細胞も、STAP幹細胞も、キメラマウスも存在したというのが、和モガさんの主張です。

では、なぜ桂調査委員会の結論がSTAP細胞ES細胞となったのか。それは、和モガさんによれば、「最後にSTAP幹細胞を培養して、ES細胞とラベルすれば完成」ということです。要するに、小保方さんがES細胞をSTAP細胞と偽って若山氏に渡したのではなく、若山氏が作製したSTAP幹細胞をES細胞と偽って、STAP細胞=ES細胞説をでっちあげたという説です。これは、STAP細胞事件の経緯や、桂調査委員会の報告書の疑問点を総合的に考えると、現時点ではもっとも信憑性の高い仮説と思います(マウスの取り違え問題や、いったい誰がそんなことをやったのかという問題は残ったままですが)。

もちろん、和モガさんがこうした説を提唱する背景には、これまでのきちんとした論考があります。twitterの後に、和モガさんの説を裏付けるブログ記事も紹介します。

ずいぶん長くなってしまいましたが、まずは和モガさんの①〜③のtwitterをお読みください。後は、時間のあるときにでも、最後に紹介した一連のブログ記事に目を通していただければと思います。

 

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①和モガ@wamoga

この「STAP細胞事件」は研究不正じゃなくて、犯罪ですよ、犯罪。業務妨害罪というね。実験マウスがすり替えられていたんです。調査委員会も最初、取り違えの可能性も考えたでしょうね。でも、オスとメスが両方違ってたから、さすがにそれはないと思った。でも、違う。故意だからね、ありますよ。

11:06am · 16 Jun 2016

https://twitter.com/wamoga/status/743263410251501568

 

②和モガ@wamoga

 STAP細胞ES細胞の混入だとおっしゃいますが、混入した証拠なんてどこにもないですよ。どこにもね。調査委員会が調べて分かったのは、STAP幹細胞とよく似たES細胞がある、それだけです。まあ、ES細胞と思っているのは培養した同じSTAP幹細胞なんだから、似ていて当たり前です。

11:07am · 16 Jun 2016

https://twitter.com/wamoga/status/743263683514671104

 

③和モガ@wamoga

アクロシン入りの岡部マウスと市販のマウスをかけ合わせた子マウスからアクロシン入りのSTAP細胞が出来ます。これから、STAP幹細胞、キメラ、テラトーマを作れば、調査委員会が調べた通りの試料が出来上がります。最後にSTAP幹細胞を培養して、ES細胞とラベルすれば完成。

11:08am · 16 Jun 2016

https://twitter.com/wamoga/status/743263944190664704

 

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以下は、①〜③のtwitterに関連する和モガさんのブログ記事です。それぞれポイントとなる個所も抜粋して紹介しておきます。

 

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★「「STAP細胞事件」-ES細胞の混入?そんな単純な事件ではない! 2015.07.22」

http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-81.html

(本文より)「案の定、報告書にはES細胞の混入という証拠はない。あるのはSTAP幹細胞と酷似したES細胞が存在するという証拠だけである。そしてSTAP幹細胞の中にはES細胞の混入なく作られたと思われるデータもある。ES細胞の混入などという単純な事件ではないということだ。」

 

★「「STAP細胞事件」-STAP細胞ES細胞の混入であることは証明されていない 2015.07.22」

http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-82.html

(本文より)「この⑧の129/GFP ESは小保方研のフリーザーから見つかったES細胞で、小保方氏が盗んだというES細胞の一つである。これについては作者不詳で小保方氏はじめ若山研の関係者は皆、知らないといっており、存在すること自体、あやしい細胞である。」

 

★「「STAP細胞事件」-STAP細胞ES細胞の混入なく作られていた 2015.07.22」

http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

(本文より)「すなわち、STAP幹細胞、FLS3が作られたときは、それに相当するES細胞はなく、FLS3はES細胞の混入なく作られたことをこの近縁率表は示している。

このES細胞STAP細胞が出来た後に作られ、それが作成日不明、作者不詳の形で盗まれたとする小保方研の冷凍庫から見つかったことになる。」

 

★「「STAP細胞事件」-理研CDBは「STAP細胞ES細胞由来でない」ことに気付いているのではないか 2016.02.19」

http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-113.html

(本文より)「おそらく、理研CDBの解析担当者は「STAP細胞ES細胞由来でない」ことに気付いたはずである。それを、調査が紛糾して特定研究開発法人の指定が棚上げされることを恐れた理研幹部が早期決着を図るため、強引にES細胞の混入で押し切り、調査委員会がそれを追認したというのが真相ではないだろうか。」

 

★「「STAP細胞事件」-マウスの取り違いを見逃した調査委員会の致命的なミス 2016.03.13」

http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-114.html

(本文より)「調査委員会は若山氏、小保方氏について、GFPなしのマウスが含まれていた矛盾について、それ以上の追及をしなかったと書いているが、これは、そっくりそのまま、調査委員会にも当てはまる。ES細胞の混入でも、この矛盾は説明できないのであるから、それをさらに追及すべきであった。もし、追及していれば、ES混入などという結論にはならなかった可能性があるのである。」