Stap事件 ― 「STAP細胞塊を切り刻む」とは「ES細胞混入操作に類する手技」だった?

 
☆「STAP細胞塊を切り刻む」技術でキメラマウスに成功したことと、STAP幹細胞がES細胞だったことの関連性を考えてみた。
 
若山氏は、小保方氏に渡すマウスを管理し、マウスを指定して小保方氏に渡し、小保方氏が取り出して作った細胞塊(STAP細胞)からキメラマウスを作りSTAP幹細胞株を樹立するという世界的な細胞操作技を確立したはずだった。
小保方氏には決して教えない若山研のブラックボックスの中で「幹細胞株化」の樹立に成功したのだった。
 
本来、STAP細胞の研究論文(nature論文)成果の最大の注目点は、この無限に増殖するSTAP幹細胞株の樹立の実用性である。
その立役者は若山氏ということになる。
この幹細胞樹立が無ければ、理研も大々的に広報することは無かったはずだ。
それほど、この幹細胞株化はiPS細胞との比較において重大な意味を持っていた。
若山氏はしたがって、当初、特許と論文を若山研主体で進めたのはそのための重要な戦略的な課題であったはずだ。
 
そして、特許申請での51%の自己権利を提案して特許対策を進め、一方、小保方氏には「スフェア論文」とともに「幹細胞株化論文」の3大誌への投稿を指示していたのだ。
結果的に、この目論見がうまくいかないまま、若山氏は山梨大へ移籍し、小保方氏は理研で新たなユニットリーダーに採用され、そこで、小保方氏と笹井氏ペアでの論文化推進によって、若山氏主体を目指した利権が理研に移ってしまったのは、それはそれで若山氏の不覚だったかもしれない。
 
こうした若山氏の立場から見ると、「名声と利権への野望」は必然で、マウスのコントロールブラックボックス的な胚操作などの細胞工学的な手技を活用すれば偽装工作さえも可能な要素技術の材料には事欠かない
 
「細胞塊を切り刻んでマウスに移植して初めてキメラマウスができた」としているが、その際にES細胞は偶然に混入はしないのであって、小保方氏も混入させる動機も機会もないのだから、若山氏(又は若山研研究員)が混入した以外には考えられない。
 
そもそも「細胞塊を切り刻む」若山氏の行為を見た人はいないし、結果としてES細胞塊を切り刻んでいたことになるのだから、こんな滑稽なことは無いのである。
「語るに落ちる」とはこのことである。
 
「細胞塊を切り刻む」技術によって強力な多能性が付加されて、STAP細胞のキーテクノロジーになっていた話が、その対象となったSTAP細胞ではなくES細胞だったのなら、鼻から提灯の寝ぼけ話になってしまう。
 
今までできなかったキメラマウスが突如としてできた理由として、いかにもテクニシャンらしい「細胞塊を切り刻む」という突拍子もない理由の裏で、実は「ES細胞混入操作に類する特別な事」を、若山氏はしでかしていたのではないだろうか?
 
和モガ氏はこの「細胞塊を切り刻む」に言及することなく、「ES細胞混入偽装説」を論証し、「STAP幹細胞株」は実在したとしているが、もしも同仮説が正しいのであれば「細胞塊を切り刻む」技術STAP幹細胞化のキーテクノロジーとして、そのメカニズムは貴重な研究対象になるなるはずだ。
私はエレガントな「和モガ説」を信じたいと思い続けてきたが、それなら、STAP細胞の実在を知る若山氏自身が、世界に誇るべき「STAP幹細胞株化技術」を葬り去るのはあまりにも不自然である。
 
 「細胞塊を切り刻む」=「ES細胞混入操作に類する手技」を、若山氏は(何らかの理由を以て)ほどこしていた
と考えるほうが自然ではないだろうか。
ES細胞混入操作に類する特別な事は、その時は、小保方氏の作ったスフェア(STAP細胞)の多能性発現能力補助くらいのつもりだったかもしれないというような、何らかの理由だったのかもしれない。
しかし、若山氏は彼の細胞工学的な力で、何らかの理由は克服できるとみていたかもしれなかったが、その見通しはつけられなかったのではないだろうか。
而して、若山研を守るために、止む無く小保方氏に全ての責任を負わせることを選択し、偽装工作をマスメディアを味方に付けて大々的にせざるを得なかった違いない。
 
そして、世相が固まったところで、若山氏は三猿となったのである。
 
(参考)
② 和モガ氏ブログ http://wamoga.blog.fc2.com/