Stap事件 ― 理解できない最大の謎?教えてください!若山先生 ②

若山先生!一体何を恐れたのですか?

若山先生は担当の多能性評価については正しく実験をしたのではないですか? 

2014年6月16日、若山氏は放医研の知人に遺伝子解析してもらった結果、若山氏が小保方氏に渡した生後1週マウス由来のSTAP幹細胞ではなく、若山研にはいないマウス由来としか考えられないと発表した。

この報道を以て、「STAP細胞は若山研に存在しないマウスから作られた」ことが事実であると信じられた。

そして、この理由によって、共著者達はNature論文撤回に合意し、同年7月2日にNature誌より取下げられた。

その後、同年7月22日、当該マウスは若山研に飼育されていたが、若山氏が小保方氏に渡したマウスとは異なりアクロシンGFPがCAG-GFPと共に共挿入されたマウスだったと遺伝子解析結果が判明。

若山氏は共著者に了解をとることなく、Nature誌に論文取下げ理由の変更を行っていた。

そして、その理由の中に若山研の当該マウス由来のES細胞が存在した事が明記された。

その後、理研のより詳細な解析結果が桂調査委員会の調査報告に記載されているが、上記の若山氏等の解析内容に沿った流れで、STAP細胞が多能性を持つ証拠(テラトーマ、キメラマウス、STAP幹細胞、FI幹細胞) は全てES細胞混入に由来すると結論された。

 

この話の流れは、もともと若山氏自身の実験の信憑性を疑って残存するSTAP幹細胞株を分析したのである。

その結果、小保方氏に渡したマウスの遺伝子に組み込まれたGFP(緑色蛍光蛋白質)のプロモーターが、若山氏の認識と全く異なったことが問題の焦点になったのである。

分析結果にいろいろ変遷はあったが結局、遺伝子を精子で働かせるアクロシン・プロモーターがCAG-GFPと3番染色体に共存していた。

岡部マウスにも3番染色体にアクロシンGFPと,Oct4-CAG-GFPが連続して入っていて、その岡部マウスから太田氏によって樹立されたES細胞(FES1)の遺伝子背景とSTAP幹細胞株がほとんど同等だった

若山氏の認識と異なる遺伝子解析結果となったことによって、その矛盾の原因が小保方氏に仕向けられ、FES1

を混入したかのような印象操作がマスコミ関係者によって行われていったと思われる。

 

しかし、小保方氏の側からすれば、渡されたマウスの遺伝子背景に齟齬があったとしても、与えられたマウスを使う立場でしかなく、それは若山氏の側の手違いの問題でしかないと常識的には思うことだろう。

若山氏が仕組んだSTAP細胞の多能性評価に関わる実験作業は、若山氏が行っていたことが明らかとなっており、小保方氏は、マウスから取り出しATPの酸性液などで刺激を与えて作製した緑色蛍光を発する細胞塊、即ちSTAP細胞を若山氏に提供する作業をするだけだった。

 

明白なことは、解析された遺伝子背景を持つSTAP様の細胞塊から、若山氏はキメラマウスを作り、そのキメラマウスの胎児と胎盤形成を発見し、増殖能をもつSTAP幹細胞とFI幹細胞を樹立したという実験事実があることである。

 

常識的に偏見無しに、この若山氏が突き当たった疑問を公平に考えてみると、下の模式図の原因系が想定されるはずで、いきなり、小保方氏のせいにするのは著しく不当である。

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STAP関連の各種細胞の多能性を一覧表にしてみる。

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若山氏が小保方氏から入手したSTAP細胞様の細胞塊、そしてその細胞塊からSTAP幹細胞株とFI幹細胞株を樹立した。

それらの多能性評価結果と既存の万能細胞の多能性実績とを比較すると、STAP幹細胞はES細胞と同等の多能性であるだけで、STAP細胞(STAP様細胞)とFI幹細胞はES細胞でもTS細胞とも異なって胎児形成と胎盤形成の能力を示している

 

ES+TSで果たしてSTAP細胞やFI幹細胞と多能性を示すかどうか、そのような実証結果が無いので不明である

 

肝心なことは、ここに示した多能性評価実験を担当したのは若山氏であるということだ。

小保方氏がキメラマウス作製評価を若山氏に依頼したことは確かだが、ES細胞をSTAP細胞と偽って若山氏に渡して光る胎盤まで作らせ、増殖能のあるSTAP幹細胞とFI幹細胞を作らせることができると予測できていたとするなら、小保方氏はとてつもない超能力者であることになってしまう。

 

要するに小保方氏はESやTS細胞を若山氏に渡すことは無い。

 

多能性評価を若山氏が全く無作為に行ったとしたら、

結局、小保方氏は若山氏から渡されたマウスからSTAP細胞を作って若山氏に渡し、若山氏はそのSTAP細胞からキメラマウスを作り、両幹細胞株を樹立した結果になっているはずだ。

STAP細胞とSTAP現象は立証されていたということだ

 

桂調査報告のES細胞混入説は間違っているということだ。

 

若山氏は「実験に使用したマウスの遺伝子背景に齟齬はあったが、STAP現象は正しい実験事実である。」と主張すべきではないだろうか?

 

しかし、何故か若山氏はノフラー氏のインタビューで誇示した自信はどこ吹く風。

週刊文春』(2014.6.19)『小保方晴子の恐怖に震えた3カ月 若山教授が独占告白』において、

「(4月の小保方氏の会見を聞いて)目の前が真っ暗になりました‥‥ああ、このまま全部自分のせいにされるかもしれない、科学者でいられなくなるかもしれないと、不安に苛まれました」「理研も小保方さんと一緒に私に全責任を押し付けるのではないかと不安でした。」

ここで若山氏の述べた心配事が何だったのか? 

若山氏にとって何が信じられない問題なのだろうか?